本当の本当に私服OK。ワンキャリア、就活イベントでのスーツ「非推奨」を宣言

    3月5日に渋谷で開催の合同説明会から適用。服装の多様化で、就活生と企業のコミュニケーションはどのように変化するでしょうか?

    就活サイト「ONE CAREER」を運営するワンキャリアが、今後主催する全てのオフライン就活イベントにおいて、学生のスーツ着用を「非推奨」とし、私服での参加を推奨する「ノースーツ就活」を推進すると発表しました

    この取り組みは3月5日火曜日に東京・渋谷で開催される合同企業説明会「ONE CAREER EXPO in 東京」からスタート。以降、全国各地で開催するオフライン就活イベントも同様に「ノースーツ」が推奨されます。

    若者たちが並んで立っており、キャリアに関する情報のイラストが描かれています。

    就活生の服装については以前から議論も

    これまで就活時の服装は、上下ダークカラーのいわゆるリクルートスーツが基本的なスタイルとされてきましたが、以前からその画一性の高さについては議論がありました。

    また、近年では企業側で働く服装の多様化・カジュアル化が進む一方で、就活に臨む学生の服装は依然として画一性が高いままという「ズレ」も発生しています。

    「服装自由」ではなく「スーツ禁止」その背景は?

    実際に3月5日に開催されるイベントの専用ページを見てみると、服装の項目には「スーツ禁止」の文字が。

    スーツの方が自分を表現できる人や、前後の予定でスーツが必須の人はスーツ着用でかまわないとしながらも、これまでよりはっきりとスーツ以外の着用を呼びかけていることがわかります。

    同社によると、就活生のスーツ着用は「時に気分を引き締めることにもつながるが、その反面、過度な緊張やよそ行きの態度、背伸びした発言などを生じさせ、ありのままの自分を伝えにくい心理的障壁の1つにもなっていると考えられる」とし、私服参加の推奨については「慣れた普段着での参加を促し、肩の力を抜いた状態で企業とカジュアルにお話しいただくことが、学生と企業のより良い相互理解につながる」と考え実施を決めたとのこと。

    服装の多様化で学生と企業のコミュニケーションはどのように変化していくのでしょうか。注目が集まります。

    イベントの詳細、参加申し込みは「ONE CAREER」の専用ページから。