魔法のほうきにまたがって、背中が痛む? クイディッチのためにもっと身体を柔らかくしたい?
それならハリー・ポッターのヨガ教室に行く必要があるかも。

10月30日、ハロウィンと死者の日を祝って、テキサス州オースティンにある サークル・ブリューイング・カンパニーは、毎週開催しているビールとヨガの教室(受講者たちはヨガの後に1杯のビールを楽しんでいる)を、ハリー・ポッターをテーマにしたヨガ教室に変身させた。
インストラクターのイサベル・ベルトランは、ハリー・ポッターの世界からアイデアを得た60分間のクラスを開いた。

オースティンを拠点にするヨガのインストラクターでモデル、画家でもあるベルトランと、妹のヒメナ N.ラーキンは、ハリー・ポッターをテーマにしたヨガ教室のアイディアを思いついた。
姉妹のアイディアは、ハロウィンの期間中に、ハリー・ポッター、ハロウィン、そして死者の日から生と死をテーマにした何かをすることだった。
「ハリー・ポッター、ハロウィン、死者の日、この3つの要素をタイムリーに結びつけるのはとても自然なことだと感じたのです」と、ベルトランはBuzzFeed Healthに送ったメールの中で語っている。
ヨガは、流れと意識的な動き、瞑想がすべてだ。ベルトランはこれらの要素を、ハリー・ポッターの世界の題材やアイディアと見事に融合させた。

例えば、この教室には、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』に敬意を表した太陽礼拝のポーズが含まれている。 木のポーズは「暴れ柳」のポーズに名を変えている(そして魔法の棒を持ったまま行う)。猫のポーズをとりながら、受講生はマゴナガル先生のある動物を別の動物に変身させる能力に関心を向けるよう指示された。
授業が戦士のポーズ II(別名逆魔法使いのポーズ)に移ると、ベルトランは受講生に「エクスペクト・パトローナム(守護霊よ来たれ)」と言うことに集中しながら、一番幸せな思い出を心に描くよう指示した。
「私たちは、あらゆる魔法レベルの受講生を歓迎できるような、優しい教室を作りました」と、ベルトランは言った。

でも、ベルトランの授業の締めくくり方が、授業全体で一番見事なところかもしれない。

シャヴァーサナ (別名死体のポーズ、授業の最後に行うポーズで、受講生は穏やかに仰向けに横たわり、今終えたばかりの練習を吸収する)の間、ベルトランは 『吟遊詩人ビードルの物語』 を読み上げた。
それから、ダンブルドアが『ハリー・ポッターと死の秘宝』の終わりにハリーに贈った言葉を朗読しながら、瞑想で授業を締めくくった。 「ハリー、死者を憐れむんじゃない。生きている者を憐れむんだ。特に愛もなく生きている者を」