まずは、これを見て下さい。
この動画を作ったのは、米国コネチカット州にあるサンディフック・プロミスというNPO。この団体は2012年、アメリカの小学校で起きた銃乱射事件の後、犠牲者たちの遺族によって創設された。
この公共広告は12月2日、銃による暴力をなくすためのキャンペーン、Know the Signs(サインに気づいて)の一部として公開された。
「自分や他人を傷つける可能性が高い人は、暴力的な行動をする前に、頻繁にそのサインを示し、警告を発します」とサンディフック・プロミスのウェブサイトには書かれている。
「どういうサインに注意すればいいのか分からない場合、サインを見逃してしまうことがあります。場合によって、それは大惨事を引き起こしかねません」
この物語は、エヴァンという男の子が学校の図書館の机に落書きをするところから始まる。
ある日、エヴァンが机に書いた「I am bored(僕は退屈だ)」という落書きに、返事が書かれていた。「Hi bored, nice to meet you(こんにちは退屈君、会えて嬉しいよ)」。
エヴァンと謎の相手とのやり取りは続いた。
エヴァンは必死で返事をくれるのが誰なのか、見つけようとするが......
見つけられないまま、学期は終わり、図書館は閉まってしまった。
ある日、友達のアルバムにメッセージを書いたエヴァン。偶然にも返事をくれていた女の子と出会う。
そんな素敵な光景もつかの間。銃を持った男が侵入し、状況が一変してしまう。
生徒たちはパニック状態に陥る。
メッセージが表示される。「あなたがエヴァンを見ていた時、他の生徒は銃乱射の計画のサインを発信していました」
そうすると、私たちが見なかったその「サイン」に焦点が当てられ、動画があらためて再生される。
多くの人がこの動画についてツイートした。
驚いた顔の絵文字でショックを表現する人も。
「ショック。恐ろしい。動揺してしまう。本当のことだ」
しかし、中にはこれが「本当」とはかけ離れていると感じた人もいた。
「馬鹿げてる」と非難する声もあった。
この記事は英語から翻訳されました。