日常会話でよく使われる「逆鱗に触れる」という言い回し。もしかしたら間違って使っているかも…?
実は「逆鱗に触れる」って、目上の人にしか使わない言葉なんですよ…!
辞書で「逆鱗に触れる」を引くと、以下の結果が出てきます。
逆鱗(げきりん)に触・れる
天子の怒りに触れる。また、目上の人を激しくおこらせる。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
ね。「目上の人を」ってはっきり書いているんです。
ちなみに「逆鱗」の意味は以下の通り。
げき‐りん【▽逆×鱗】
《竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事から》天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
もともとは天子(=一国の帝王)の怒りという意味で、それが現代まで伝わり、「目上の人の怒り」という意味まで広がったんですね。
「逆鱗」の意味を考えると、ポケモンの「げきりん」がドラゴンタイプのわざだったのにも納得。
これからはドラゴンタイプのポケモンは“目上の存在”だと思いながらプレイする必要があるな…!