公開中の映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』が大ヒットした結果、なぜか『スレイヤーズ』が令和のTwitterトレンド1位に入るというよくわからない現象が起こっています。
さらには同作で主人公、リナ・インバースの声を演じた林原めぐみさんも、自身のブログで「スレイヤーズ?????」と反応するなどちょっとしたお祭りに……一体何があったのでしょうか?
灰原哀からスレイヤーズへ
そもそもの発端は、Twitterユーザーの“志摩チャン”さん(@sima0713)による一連のツイートでした。
今年の劇場版「名探偵コナン」をきっかけに灰原哀のファンになった大学生が、彼女の声を演じている声優・林原めぐみさんの存在を知り、林原さんが主人公のリナを演じた名作『スレイヤーズ』のアニメを見始め……。
今はリナではなく、クールな脇役のゼルガディス(声:緑川光)に夢中になっているのだそうです。そっち!?
『スレイヤーズ』は、神坂一さんによるファンタジー小説を原作に、1995年にテレビアニメ化された作品です。
当時から人気声優だった林原めぐみさんが主人公の声と主題歌を担当し、多くのファンが熱狂。シリーズ5作品、劇場版5作品が作られるほどのヒットシリーズになりました。
2019年には原作小説の第17巻が刊行されるなど、息の長いコンテンツとなっています。
原作関係者が反応→トレンド1位に
そんな『スレイヤーズ』や林原めぐみさんといったキーワードに脳内スイッチをぐいぐい押され、当時の思い出語りをするツイートも続々と投稿されました。
原作小説の挿絵を手掛ける、あらいずみるいさんがこの流れにいち早く反応し、ファンの愛あふれるツイートをどんどん拡散。
4月25日の朝8時ごろにはトレンド1位になるほどの大盛り上がりに!
林原めぐみも「何事?どした?」とびっくり
この“バタフライエフェクト”に林原めぐみさん本人もオフィシャルブログで反応し、「スレイヤーズ?????」という記事を投稿しました。
スレイヤーズが本日トレンド1位だそーで?
おめでとう!で、何事?どしたどした?
発端となった大学生が自身が演じるリナではなく、ゼルガディスに沼ったということを知り、「ゼルガディスだと〜? 私じゃないんか〜い💢」とリナの口調で怒り(?)のコメント!
スレイヤーズの関連ワードも複数Twitterのトレンドに入っていましたが、2文字のワードは認識されないため、肝心の「リナ」がランクインしていないことに対しても、
「なんですってえ〜〜💢 あんたたちインバースまでいれなさいよ!つかそもそも2文字がどーしたあ?」
と大暴れ。(編注:リナのフルネームがリナ・インバース)
Twitterをやっていない林原さんがこのような形で反応したことにファンは大喜びで、「完全にリナの声で再生される」「脳内再生余裕でした」などの反応が集まっています。
コナンの映画がすごいのか、林原めぐみさんがすごいのか、『スレイヤーズ』がすごいのか、関係者本人とつながっちゃうTwitterがすごいのか……。
もはやよくわからないお祭り状態になっていますが、30年近く前の作品がこんな形で盛り上がるのは素晴らしいことですね!
サムネイル:あらいずみるいさんのTwitterより