芸人・川西賢志郎、ドラマ出演の心境は? 今後についても語る「吉本興業には、実は俳優部というのがあるんです」

    ドラマ『ミス・ターゲット』(ABCテレビ)の放送に合わせ、朝日放送元アナウンサーの喜多ゆかりさんが、吉本興行所属・川西賢志郎さんへインタビュー!

    朝日放送テレビが運営する『ABCマガジン』では、番組紹介のほかにも、さまざまなタレント・俳優へのインタビューを実施しています。

    今回は朝日放送の元アナウンサー・喜多ゆかりさんが、ドラマ『ミス・ターゲット』(ABC・テレビ朝日系)に出演する吉本興行のお笑い芸人・川西賢志郎さんにインタビューを行いました。

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    こんにちは! 日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。

    今回は、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて毎週日曜よる10時放送、松本まりかさんが結婚詐欺師を演じる話題のドラマ『ミス・ターゲット』に出演中! 芸人の川西賢志郎さん……ではなく、俳優・川西賢志郎さんにインタビュー。

    スーツを着た笑顔の男性がソファに座っています。

    川西賢志郎さんと筆者は、大阪の朝の情報番組『おはよう朝日です』で長い間共演しており、プライベートでも仲良し(と、筆者は勝手に思っている)。俳優というお仕事について、また昔の大阪での思い出話など、色々お伺いしました。今回は、前編をお届けします。

    スーツを着た男性がテーブルに座り、笑顔で話している。

    ――まさか、川西さんを「俳優」として紹介する日が来るとは。

    いやいや、俳優としてやっていくということではないですよ。過去にも俳優としてのお仕事のオファーをいただいたこともあったのですが、ドラマって2カ月3カ月のスケジュールが必要だから、劇場などもあってなかなか受けることが出来なかったんです。今回このタイミングでお声がけいただいて、これもご縁かなと思い受けさせていただきました。

    スーツを着た男性がソファに座り、話している様子。

    ――では、これからは俳優でやっていくということではないのですか?

    そうですそうです。吉本興業には、実は俳優部というのがあるんです。板尾創路さんや星田英利さんが所属しているんですが、僕は俳優部には所属せず、今まで通り活動していくつもりです。今までも、ネタをやる上で話の展開に合わせた感情の持って行き方とか、そういう工夫はやってきたので、その形のまま今回のドラマもやらせてもらっている感じです。

    面接中の男性がグレーのスーツとピンクのネクタイを着用している。

    ――今まで漫才やコントをやるときも気持ち作りをしてきたということですか?

    ツッコミって、「怒る」ということだったりしますよね? ボケが言ったことに対して、「ん?」ってまず何か引っ掛かる。そして、もう一回言ったことに対して「わっ」と怒る。これって感情をそっちに持って行っているということじゃないですか。だから、感情づくりという意味の演技はやってきているのかなと思います。

    スーツを着た男性が腕を組み、椅子に座っている。

    ――今回の『ミス・ターゲット』で演じる稲垣謙という役は、やっぱり関西弁ですね。

    実は台本をいただいて読んでみたら、セリフが全部標準語だったんですよ。でも僕が日常会話を標準語で言うって一番嘘っぽくなるかなと思って、監督に伝えてみたら、「では、関西弁でいいですよ」と。謙には妹がいるんですけど妹は標準語なんですよ。「それは、どうするんですか?」と聞いたら、妹とは年が離れているので、僕の生まれは関西で妹が生まれて東京に越してきた設定にしましょうと。現場の方が柔軟に対応してくれたんです。

    ――私が共演させていただいていた大阪の朝の情報番組『おはよう朝日です』の話も少し伺っていいですか?

    僕たちが出る前の『おはよう朝日です』って、『ABCお笑いグランプリ』の優勝者がレギュラーになって2年くらいで代わってましたよね。僕たちはありがたいことに10年近く出させてもらった。最初びっくりしたのは、番組オープニング曲が始まってもまだMCがマイク付けていなかったりすることです。いい意味で直前まで、みんなで「あーでもない、こーでもない」って仲良くお話してましたよね。

    ――川西さんはOA関係なく、いつも素でしたよね。

    確かに、「はい、どーも! やってきましたーーー!」みたいなロケは、出来ない。だから、こういう俳優のお仕事も素の自分に近い形になっていくんだと思います。それが、ドラマでどう映るかは、不安でもあり楽しみでもありますね。

    スーツを着た笑顔の人物がソファに座っている。

    ――東京進出されて川西さんが河内弁(川西さんの出身地の方言)を使っているのを全然見られないのは寂しいです。

    東京出てきてすぐの頃だったんですが、番組のパネラーとして出ていて、いつものようにしゃべったら、「え? それ、どういう意味?」ってなって。ある一つのワードが伝わらず、スタジオがすごい空気になってしまったんです。普通の関西弁だと思っていた言葉が、実は濃いめの河内弁だったらしく皆さんに伝わらなくて、しかもアカンほうの空気になってしまったと強く感じました。だから、喜多さんの言う河内弁を東京で出すところないんですよ。

    ――ぜひ、出してください! この場だけにするので、絶対記事にしないので!

    記事にせぇよ! やらせといて、記事にしないなんて○×※○×※たろかい!!!

    ――それです! それです! その河内弁です!

    ドラマの中でもコテコテの関西弁ですので、ぜひお楽しみください。

    2人が笑顔でカメラを見ている。男性はスーツを、女性は半袖トップとパンツを着ている。

    (後編も公開予定です! お楽しみに)

    ▼筆者プロフィール 喜多ゆかり 元ABCアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。

    【第3話あらすじ】

    二人の俳優がセットで対話をしているシーン。

    村松宗春(上杉柊平)の父が、警戒すべき刑事の竜太郎(沢村一樹)だと知った朝倉すみれ(松本まりか)は、馬淵弥生(筒井真理子)の忠告を聞くまでもなく宗春と決別。

    気を取り直して、玉木萌(鈴木愛理)とともに婚活パーティーへと出掛けていく。ところが、会場にはなんと稲垣謙(川西賢志郎)に伴われた宗春の姿が!?

    2人の女性が驚いた表情で何かを見ています。右側の女性は名札をつけた白いシャツを着ています。左の女性はベージュのブラウスを着ています。
    2人の男性が工場のような場所に立っている。右にいる男性は和風の帽子と作務衣を着ていて、左の男性はグリーンのジャケットを着ている。
    スーツを着た男性がウクレレを弾いている

    ドラマ『ミス・ターゲット』は、ABC・テレビ朝日系列で毎週日曜よる10時放送。放送終了後、TVer、ABEMAで見逃し配信。

    👉TVerの無料配信は放送終了後にご覧いただけます

    ※本記事は朝日放送テレビ株式会社が運営する『ABCマガジン』の記事を再構成して配信しています。