冬が近づき、おでんがおいしい季節になってきました。
おでんの種といえば、はんぺん、こんにゃく、卵などさまざまですが、みなさんは「ちくわぶ」を入れているでしょうか?
そんな素朴な疑問に答えるアンケート調査を地図大手の企業が実施。いわば「ちくわぶマップ」を作成したところ衝撃的な結果に。SNSで話題になっています。
関東では圧倒的な支持だが、西日本では
調査したのは地図大手のゼンリン(@ZENRIN_official)公式アカウント。おでんにちくわぶを入れかどうかを、X(旧Twitter)で質問したところ1365件の回答が集まりました。
その結果をまとめた日本地図を10月24日に投稿。以下のように解説しました。
<「ちくわぶ」は関東で圧倒的な支持を得ており、特に南関東で愛されているようです!一方、西日本を中心に「見たことがない」「ちくわの方言かと思ってた」などの声があがりました>
この投稿には、約1万4000件の「いいね」が集まり、「意外に局地的」「めちゃくちゃマイナーやん」と話題になっています。
完成したマップによると、東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県では80%以上がおでんに「ちくわぶ」を入れると回答しました。南関東では圧倒的な人気でした。
一方、60〜80%と比較的多かったのは、栃木県と茨城県の北関東。40〜60%は群馬県と秋田県。20〜40%は北海道、宮城県、福島県、長野県、山梨県、静岡県となっており、これらはいずれも東日本でした。
西日本全域を含む他の地域は20%未満と、あまり人気がないことが分かったのです。
そもそも、ちくわぶってなに?
日本大百科全書などによると、ちくわぶは麩の原料の小麦粉を、ちくわ状に形を整えて蒸したものなのだそう。
形も名前もよく似ていますが、ちくわは魚の練り物であるのに対して、ちくわぶは麩の一種と全く違うものなのだそうです。
ちくわぶって漢字では「竹輪麩」と書くんですね。知らなかった…!
事の発端は?
ゼンリンの調査のきっかけとなったのは、練り物大手の紀文食品が公式X(@kibun_kitchen)で10月19日、「おでんにちくわぶって全国共通じゃないんです? こんなに美味しいのに?」と投稿したことです。
紀文の投稿に大きな反響があったことから、ゼンリンが反応し、公式Xのリプライ機能を使って「『ちくわぶ』をおでんに入れて食べる地域のかたリプにておしえてください!」と呼びかけた……という経緯でした。