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「こういう人見たことある!」の声も。お店での「テンパリギレ」の目撃談が壮絶すぎた…。

戸惑っても冷静でいられるマインド、大事だ🤔

飲食店で出会ったお客さんについての漫画が話題です。

テレビ東京社員で漫画家の真船佳奈さん(@mafune_kana)がTwitterに作品を投稿したところ、「心の余裕も必要だな」「自分はこうならないようにしよう」など反響が寄せられました。

その作品がこちらです!

回転寿司でキレまくるご老人と対面してしまった話

1人で回転寿司を食べに行った真船さん。珍しく、お店の入り口には人だかりが。

先頭には老夫婦がおり、タッチパネルの操作方法が分からず戸惑っている様子でした。手伝ってあげようとしたところ…。

高齢の男性は、いきなり叫んで店員さんを呼び出します。そして、ブチ切れながら店内に入っていったといいます。

気分を悪くした真船さんですが、気を取り直してお寿司を注文しました。その時、またもや怒鳴り声が…。

向かいの席にいた先ほどのご老人夫婦が、タッチパネル式の注文方法が分からないと声を荒げていたのでした。

その後も、分からないことがあると怒鳴る男性。店員さんが付きっきりで個別指導状態になってしまっていました。

そんな時に突如として、そのお店独自のゲームが始まりました。

もちろん、ゲームを初めて見る2人。しばらく固まった後、また声を上げ、最大のテンパリギレを見せたのでした。

真船さんはこの「テンパリギレ」をよく見かけるといいます。確かに、どんどんと機械化していく世の中は、世代を問わずついていくのが大変で、イライラしてしまうこともあります。

しかし、「テンパリギレ」をする人は、これからずっとそうやって生きていくのでしょうか。だとしたら、とても疲れそうな人生だなぁと、真船さんは思ったのでした。

BuzzFeedは投稿者の真船佳奈さんに話を聞きました。

真船さんはこれまでも、大声を出して怒る方に遭遇してきたといい、その度に「何にそんなに怒っているんだろう…」と不思議に思っていたそうです。

今回、回転寿司店で出会った男性の様子を偶然近くで見て、わからないことでパニックを起こして怒っている人もいるんだと気づき、漫画にしたそうです。

「私もメカなどが苦手で、携帯の初期設定や取扱説明書がわからなくてイライラしてしまうタイプなので、自戒を込める意味もあります」

漫画を通して新たな気づきも

経験を作品にし、想像以上の反響があり、多くの読者から多種多様な意見をいただいたとのこと。

「こういう人見たことある!」「接客業をやっているのでこういう人に日常的に接しています」と、エピソードに共感する声。

「怒鳴るのはよくないけど、確かに最近のハイテク化にはご老人はついていけないかも」と、ご老人の気持ちに寄り添った声。

高齢者に限らず「若くてもこういうキレ方をする人もいるよね~」と、俯瞰的に見た声。

今回の出来事を作品にしていなかったら、「怒鳴り散らして怖いご老人だな」と感じて終わってしまっていたかもしれないという真船さん。

読者のさまざまな声を受け、勉強になったと同時に、漫画にしてよかったと思ったそうです。

テレビ局社員と漫画家という二足のわらじを履く真船さん

最後に、テレビ東京の社員として働きながら、漫画家として活動するようになったきっかけについて聞きました。

「もともと絵を描くのは好きだったのですが、テレビ局のADとして働く中で『変だな』、『面白いな』と思った出来事を絵日記のように書いていたのが始まりです」

「その絵日記のような漫画のようなものを会社の先輩がツイッターで拡散してくれたのをきっかけに出版社さんからお声がかかり、2017年に漫画家デビューしました」

真船佳奈さん

テレビ東京社員。バラエティ番組のAD時代の経験談を『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組作ってます』(朝日新聞出版)にまとめ、2017年に漫画家デビュー。以来、平日はテレビマン・週末は漫画家という兼業生活を送る。著書「オンエアできない!」がアニメ化し、現在BSテレ東、テレビ東京ほかで好評放送中。