もしもスズメバチの巣を見つけたら？対応のパターンを描いた漫画が話題です。
漫画家の一日一種さん（@Wildlife_daily）がTwitterに作品を投稿したところ、6800回以上リツイートされ、1.4万を超える「いいね」が集まりました。
「オチに笑いました🤣」「人間は恐ろしい」と大きな反響が寄せられています。
注目の作品がこちらです。
「危険というイメージが先行しがちですが、生態系におけるスズメバチという生き物はいろいろと興味深い側面もあります。※秋は巣が大きくなるのでご注意ください」
BuzzFeedは一日一種さんに話を聞きました。
スズメバチが話題になる季節ということで、それをテーマに何か面白い漫画が描ければと思ったそう。
漫画の中ではスズメバチの巣を見つけたときの反応として、「危険生物として警戒」派、「益虫として見守る」派、「食料」派の3つがあると描きました。中でも、「食料」派の存在に注目が集まっています。一日一種さん自身も、実はスズメバチを食べたことがあるんだとか。
「長野に行ったときに、お土産屋さんで売ってる瓶詰（甘露煮）を食べたことがあります。ふつうに美味しかったです。白いご飯がよく進みます」
「益虫として見守る」派と「食料」派の意見も納得ですが、やはりスズメバチを見つけてしまったらビビってしまう「危険生物として警戒」派は多いのではないでしょうか。
そこで野生生物に詳しい一日一種さんに、スズメバチと遭遇してしまったらどうすれば良いのかアドバイスをもらいました。
「成虫が近づいてきた場合は、振り払ったり、急に逃げたりせず、じっとしてハチがその場を去るか、ゆっくりと下がってその場を離れる等が原則です。万が一、攻撃が始まってしまったら、一刻も早くその場から逃げなければなりません。詳しい対応の仕方、予防などは、WEBや書籍にたくさん載っているので、知らない方は見ておくといいかもしれません」
「巣の場合は、コメントでも多く寄せられていますが、基本的には周囲の環境、ハチの種類、対応にあたる人の考え方などによってケースバイケースだと思っています。益虫としての側面も知られたらよいとは思いますが、決して危険性を無視してはいけないので…」
一日一種さんは、「生き物好き」としてスズメバチの危険な側面と同じくらい、その生態や自然の中での役割も広まってほしい、と伝えます。
それら全てを含めて「スズメバチという一つの種の魅力」なのだというのです。