音浴博物館について描いた漫画が話題です。
イラストレーターやWEBデザイナーとして活動するY氏は暇人さん(@y_ta_net)がTwitterに作品を投稿したところ、4400回以上リツイートされ、1.2万を超える「いいね」が集まりました。
「素敵ですね」「なんかこういうとこいいな~」と大きな反響が寄せられています。
注目の作品がこちらです。
「山の中の廃校に16万枚のレコード。長崎の音浴博物館が凄すぎた話」




長崎県西海市にある「音浴博物館」を訪れることにしたY氏は暇人さん。険しい山道を車で進んだ先には廃校を活用したレトロな建物が。
音浴博物館は、約16万枚のレコードを自由に楽しめる施設だそうです。
館内に入ると、天井まである棚には新しいものから古いものまであらゆるジャンルの大量のレコードが並べられていました。
別棟には貴重なものを含むスピーカーが大量に置かれたイベントホールもあり、そのスピーカーによるサウンドは素晴らしかったといいます。
施設までの道のりは大変でしたが、その苦労が十二分に報われる大満足な時間を過ごすことができたようです。
BuzzFeedは投稿者のY氏は暇人さんに話を聞きました。
コロナ禍によって、外出する機会が減ってしまったY氏は暇人さん。昔の旅行の写真を見返して旅行気分を味わっていたところ、以前訪れた音浴博物館が楽しかったことを思い出します。
ぜひ多くの人に知ってもらえればと漫画を描いたんだとか。
そもそも音浴博物館に行こうと思ったきっかけを聞いてみました。
「佐世保無線電信所(針尾送信所)という施設を見に行ったのですが、近くに何か面白そうなスポットがないか調べてみたら山の中にある廃校を活用した『音浴博物館』というのが出てきて、面白そうだと思い、急遽行ってみました」
面倒な部分が楽しい瞬間
Y氏は暇人さんは、普段からレコードで音楽を聴くそうで、その魅力をこう話します。
「現代の音楽の聴き方は曲単位で細切れに聴くことが多いかと思いますが、個人的にはアルバム単位の作品として聴くことが好きですのでレコードを買って聴いています」
「60年代の音楽が好きなのですが、A面が終わったら裏返してB面を聴くというのがアーティストが意図した形だと考えています。それを忠実にできる点も、ある意味面倒な部分でもありますが、楽しい瞬間です」
音浴博物館を訪れた時は他にお客さんがいなかったとのことですが、こんな魅力を伝えます。
「他の人が聴いている音楽が全く未知のものであれば、新しい発見もあるのではないかと思います。そういった体験ができるのもこの施設ならではかと思います」
投稿への大きな反響を受け、「山奥の廃墟というキャッチーさもあってたくさん反応していただけたようです。施設の方からのお礼の連絡もあり、大変嬉しく思います」と喜びます。
「レコードに親しんできた世代の人は懐かしさがありますし、レコードを体験したことがない人はきっと新鮮な気持ちになれます。あの場所でしかできない素晴らしい体験が味わえますので、ぜひ実際に行ってもらえたらと思います」
Y氏は暇人さんが音浴博物館で撮影した写真を最後に紹介します。



