落ち葉で描いたアートな作品が話題です。
奈良の県立高校で美術教員をしているはまーさんこと、濵﨑祐貴さん(@hamacream)がTwitterに写真を投稿したところ、5.1万回以上リツイートされ、31万を超える「いいね」が集まりました。
「これはすごい」「まさしく芸術の秋」と大きな反響が寄せられています。
注目の作品がこちらです。
「できました😊」
BuzzFeedは、投稿者の濵﨑さんに話を聞きました。
高校の美術教員である濵﨑さん。朝晩冷え込むようになり、学校で生徒たちが少し疲れているように見えたので「ちょっとでも元気が出ればなぁ」との思いで、この作品を作ったそうです。
「ちょうど卒業式まであと100日だったので『げんき100ばい』のポーズを作りました」
落ち葉アートは風との戦い
制作時間は、落ち葉の清掃も含めて3時間ほどです。落ちている葉っぱのみで作ることにこだわっているそうです。
なんといっても、この作品作りはとにかく「風」との戦いなのだとか。
「良くも悪くも、葉が1枚動くだけで随分と印象が変わります。でもそこが面白いところでもあります。根比べですね」
今回の投稿のように、日頃から落ち葉や黒板を使って作品を作っている濵﨑さん。きっかけは15年程前の教材研究だと言います。
何か新しくて、お金がかからず、子どもたちの美術への関心興味を高められる造形活動はないかと探究を始め、辿り着いたのが落ち葉などの身近なものを使ったアートでした。
「当初は冷ややかな目で見られることもありましたし、自分で勝手に『落ち葉アート』と名づけたものの、これは果たして“アート”と呼べる領域なのか?と悩むこともありましたが、“魅力ある授業づくり”の一環として毎秋続けています」
アンパンマン愛溢れるメッセージがたくさん
ツイートは大きな反響を呼びました。これに対し、濵﨑さんは「正直嬉しさと恐縮な気持ちが半々です」とコメントしました。
「本当にすごいのは、日本の四季が織り成す自然の美しさや、何よりアンパンマンという作品です」
「老若男女問わず、国内外からさまざまな“アンパンマン愛”あふれるメッセージをいただき、改めて、やなせたかし先生の偉大さを感じています。敬意や感謝の気持ちでいっぱいです。僕自身も元気や勇気をいただいています」