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お母さんのネーミングが最高! オバケが怖いものからちょっと楽しいものに

ネーミングセンスが抜群!

自宅に住むオバケに関する漫画が話題です。

SNS上で漫画を発表している会社員、みちこさん(@michiko_fever)がTwitterに作品を投稿したところ、「怖さが薄れる素敵な話」「お母様のユーモア、機転と空気が素敵です」など反響が寄せられました。

注目の作品がこちらです。

「自分に響いた名言<コワイを楽しいにしてくれた言葉>の話を描きました」

みちこさんが小学2年生の頃に実家で体験したお話です。

いないはずの場所にもう一人の自分が現れるなど、不気味な出来事がたくさん起こっていました。

みちこさんがそのことをお母さんに相談すると、お母さんの口から出たのは意外な一言でした。

「うちは4人家族だから、『第5の人』って名前にしようか!」

お母さんのネーミングによって、今までの不気味な出来事はコワイものからちょっと楽しいものに変わったそうです。

BuzzFeedは投稿者の、みちこさんに話を聞きました。

家で起きる不気味な出来事の数々。普通なら怖いと思ってしまいますが、お母さんはなぜ「第5の人」と名付け、ポジティブに受け入れたのでしょうか。

「子供である私たちを怖がらせないようにという気持ちもあったと思いますが、元来の『霊的なものを怖いと思わない性格』のほうが大きいように思います」

「母は『そういうこともあるよねー!不思議だよねー!』と、まったくネガティブな受け止め方をしないところがあります」

お母さんによるネーミングがきっかけで、みちこさんたちが感じていた不安な気持ちは和らいだといいます。

「呼び名がついたことで、『家族のよう』とまではいかずとも、家にいて当たり前の存在になったから気持ちが切り替えられたのだと思います。ネーミング以降は『今度はこんなことがあったよ~』などと家族の話題にもよくのぼりましたし、オープンな存在でした」

「不思議な出来事があった時は、やはりギョッとはしますが、『ああ第5の人か』と気持ちの中の置き所ができたような感じでした」

第5の人、現在はどうなった?

時は経ち、小学2年生だったみちこさんは社会人になりました。いつの間にか「第5の人」による不思議な出来事は減っていき、現在は実家にいるのかどうかは分からないそう。

「覚えているなかの最後の出来事は10年ほど前で、天井からジャガイモを5個くらい落とす音が聞こえました(笑)。泥棒だったら怖いので一応真上の部屋を見に行きましたけど、無人だし当然ジャガイモもなかったので、『あ〜第5の人か〜』と思った記憶があります」