「同性を好きって言うの、今でもちょっと恐いんです」“結婚の自由”を願って描かれた、12枚のアート。

    「同性婚」の法制化を通じて、日本における結婚の平等の実現を目指したキャンペーン「結婚の自由をすべての人に」の第2弾がLUSHでスタート。12枚のアート作品を通し、行動や理解を呼びかけています。

    ナチュラルコスメブランド「LUSH」は6月24日、日本社会における結婚の平等の実現を目指すキャンペーン「結婚の自由をすべての人に」をスタートしました。

    2023年までに日本における同性婚の法制化を目指したキャンペーンで、今年3月に実施したものの第2弾。

    6月24日(金)から7月10日(日)の期間、全国70以上の店舗やLUSH公式サイトなどで展開します。

    第2弾ではキャンペーンの趣旨に賛同する12名のクリエイターにより制作された12種のアートを公開。

    一人でも多くの人が結婚の平等に関心を持ち、賛同の輪を広げるための「ArtでAction」として、全国の店舗やオンラインサイトで購入した人に12種類のポストカードを配布します。

    公式サイトからデジタルデータのダウンロードも可能。SNSで投稿する、スマホの待ち受けに利用するなどを推奨しています。

    「早く追いつけ法律よ!」思いが込められた12枚

    12名のクリエイターが同性婚法制化の重要性、その実現のために行動を起こすことの重要性を、それぞれの解釈により表現しました。

    それぞれ個性的なデザインになっており、「結婚の自由をすべての人に」というスローガンが入っています。


    LUSHは、今回のキャンペーンの趣旨をこう説明しています。

    ラッシュは、これまでも、誰もが自分らしく平等に暮らせる社会を目指し、様々な取り組みを継続的に行ってきました。

    結婚をするかしないかは個人の自由ですが、ラッシュにとって結婚は誰もが平等に持つべき権利であると考えており、私たちが暮らす日本社会で(法律上の性別が)同性同士というだけの理由から結婚の権利が奪われてしまう環境は、人権にかかわる問題であると考えます。

    誰もが平等に結婚の権利を持てる社会にするには、同性婚を法制化することです。

    そのために今日本社会で必要なことは、人生の中で「結婚」という選択肢を持てない人がいるという事実や、結婚ができないことで生じる不利益など、正しい理解をすることです。

    そして、一人でも多くの結婚の平等を願う人が増え、その賛同の声を国会に届けるのと同時に、その世論のポジティブな声の高まりを継続的に可視化していくことが必要です。

    「結婚の権利」は、性のあり方にかかわらず、同じ社会に暮らすすべての人にかかわる内容であり、これからの次世代にとっても、当たり前に結婚という選択ができる社会を作るべく、本キャンペーンを通じて、結婚の平等に関する会話を促していきます。