海外で見つけた、あの飲み物に関する漫画が話題です。
五箇野人さん(@gokayajin)がTwitterに漫画を投稿したところ、3000回以上リツイートされ、1.7万を超える「いいね」が集まりました。
「正体見て吹き出しちゃいました!」「こんなに世界的に飲まれてるとは知らなかった」と大きな反響が寄せられています。
注目の作品がこちらです。
「海外の初耳飲料のまさかめし」


シンガポールの郊外の街を歩いていたときの話。
ローカルなカフェで半ば強引に一番人気の飲み物、「マイロ」を注文しました。
初めて聞くマイロというドリンク。出てきたのは薄い茶色の飲み物でした。
これはヤバい飲み物か…?と警戒していると、現地の青年が一言。
「日本にはマイロないのか、あの缶」
指の指す方向を見ると、そこには日本でも見慣れたココア味の粉末麦芽飲料「ミロ(MILO)」の文字が…!
それを見て、五箇野人さんは安心して「マイロ」を飲むことができたのでした。
BuzzFeedは投稿者の五箇野人さんに話を聞きました。
五箇野人さんは、海外旅行での出来事を描いた日記漫画をTwitterに投稿しています。今回の漫画も、その一環として投稿しました。
このエピソードで描かれる「ミロ」の呼び方の違いが意外で面白く、印象的だったそうで、その気持ちが共有できればと思って作品にしたそうです。
最初に「マイロ」を見たときの感想を聞いてみました。
「完全に得体の知れない、飲むと危ないかも知れないモノに見えていました」
「やっぱり人間はメンタル次第でモノの見え方が全然変わるなぁと痛感しました」
「ローカルめし」の線引き
漫画の冒頭にもあるように、旅をする上で最も危機管理をしているのが「食事」だといいます。自分なりに線引きをして、お腹を壊しそうなものは断っているとのこと。その線引きについて聞いてみました。
「線引きは感覚的な所なので言葉にするのは難しいですが、もちろん料理自体だけではなく調理環境なども加味してます。ただ人生でもう二度と出会えないかもしれないと思うと、結局ほとんどの場合は食べてみてる気がします。結果、怪しいけど美味しいことは多いです」
ちなみに、寝込むほど体調が悪くなったことはないといいますが、「アウト」だった時はもちろんあったとのこと…。
文化などの「違い」は優劣なく楽しむもの
そもそも旅を始めたきっかけについても聞いてみました。
「元々は漫画雑誌の連載の企画がきっかけで行き始めました。ただ元々の目的が観光ではなく現地の人と過ごしたり生活に飛び込む事なので、一カ国ずつの出会いや濃度は濃いかもしれません」
様々な国を訪れては色々な料理を食べ、印象に残っているのはレストランの美味しい料理よりも、たまたま出会った人の家に招いてもらって食べた家庭料理なんだとか。
一番印象に残ったものは選べないとのことですが、最近ではアフリカのセネガルで食べた「チェブジェン」という魚の炊き込みご飯が思い出深いといいます。
「セネガルでは1つの大きな皿や鍋を家族で囲って一緒に食べるのが一般的で、自分もそこに入れてもらってチェブジェンを食べました。家族も親切でフレンドリーで、オープンに全て共有していただいてる感覚は特別でした」
最後に、今回の作品が大きな反響を受け、どう思われたか聞いてみました。
「漫画を読んで楽しんでいただけることはいつもありがたく感じていて、完全に描き続ける原動力です。文化などの『違い』は優劣なく楽しむものだと思うので、そこを共感していただける方がたくさんいるのは自分も嬉しいです」