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「裁判」が朝から晩まで…!2歳差育児の大変さをちょっぴり楽しくさせる漫画です。

裁判が起きる原因は、おもちゃの奪い合いから座る場所まで…。

Twitterに投稿された2歳差育児の大変さと微笑ましい様子が伝わる漫画を紹介します。

作者は、育児をしながらSNS上に漫画を投稿している、はなゆいさん(@hanayuistudio)。

物語は、「裁判長!判決を!」と2人の子どもが声をあげるシーンから始まります。

「2歳差育児に…意義ありぃ!!!!!裁判が朝から晩まで行われる話」

4歳のお姉ちゃんと2歳の弟くんとの喧嘩の場面を裁判に模して描いたこの漫画。

「異議あり!」「裁判長!判決を!」などと子どもたちの激しい押し問答が朝の5時から寝るまで繰り広げられるというのです。

BuzzFeedは作者のはなゆいさんに話を聞きました。

子どもたちとの楽しくも騒がしい日常生活。どうしてこの漫画を描いたのでしょうか?

「大変な状況の時に子どもたちに向き合いすぎるとイライラしてしまうので、そうならないために脳内で違うことに置き換えることがあります」

「私の場合、そうすると大変な状況が急に可笑しいものに思えてくるので、これって他のママさんにとっても役に立つかなと思って漫画に描きました」

2人の激しい議論に対し、裁判官である母・はなゆいさんは基本的に判決は下さず、のらりくらりと子どもたちの満足のいくまで話を聞いているのだとか。

「その間かなりの言い分と泣き声を聞かされますが、最終的には違うものに興味を持ち、気が紛れて裁判が終わりになります。ただ、ときどき私が絶えられなくなって裁判官の退室によって休廷になることもあります」

裁判は様々な原因で…

漫画内で描かれているおもちゃの取り合いという理由以外にも、様々な場面で裁判が開かれることがあるそうです。

「食事の準備をしているときにテレビを見せることが多いのですが、このときかなりの確率でチャンネル争いの裁判が起きます」

「二人が台所にかけこんできて、『弟が好きなのを先に見たから次は私の番!(姉)』とか『まだちょっとしか見てない!(弟)』とか、そんな感じの裁判が夕方に繰り広げられています」

「あとは、お菓子の量がどっちが多かったとか、ママの隣にはどっちが座るかとか・・毎日裁判の連続です」

苦労を上回る楽しさも

裁判が絶えない2歳差育児。苦労もありますが、それを上回る楽しさもあるようです。

「2歳差という年齢差は、苦労と楽しさが紙一重です。お互いライバル意識があるせいか、ケンカや取り合いはしょっちゅうです」

「ただ、突然上の子が下の子の面倒を見てくれたり、二人ならではの言葉で会話していたり、あどけない二人のやり取りは見ていて飽きることがありません」

大変な育児をこなす中で感情的になってしまうこともあるといいます。

ですが、裁判官という第三者の目線から見ることで冷静になれ、育児を楽しめるという、はなゆいさん流の育児のコツを漫画を通して伝えたいといいます。

「私がそうなのですが、一生懸命になり過ぎてイライラしてしまうことが多いです。そんなときに、目線を心の中で第三者的実況中継モードに切り替えます。『お~っとここで長女の秘儀・癇癪無双が出た!(笑)』とか」

「脳内トリップをすると少しだけクールダウンして、くすっとできます。そんなちょっと見方を変えた育児の楽しさを漫画を通して伝えていけたらなと思っています」