「理解できないと理解すること」宇多田ヒカルが“自死遺族”としての思いをつづる。母・藤圭子さんの死から10年

    歌手の宇多田ヒカルさんがX(旧Twitter)を更新。宇多田さんの母・藤圭子さんが亡くなって10年を迎えた現在の心情を明かしました。「自死遺族」として、宇多田さんがこの10年で学んだことや感じたことをつづっています。

    歌手の宇多田ヒカルさんがX(旧Twitter)を更新。宇多田さんの母・藤圭子さんが亡くなって10年を迎えた現在の心情を明かしました。

    自死遺族の集会に通ってみた時期、精神分析、育児や創作を通して自分と向き合い続けたこの10年で学んだこといろいろ。

    死に正しいも正しくないも自然も不自然もない。

    何かをすると決めた人間がそれを実行するのを周りがいつまでも阻止するのはほぼ不可能。…

    — 宇多田ヒカル (@utadahikaru) August 21, 2023
    Twitter: @utadahikaru

    藤圭子さんは、2013年8月に亡くなりました。

    宇多田さんの母で歌手の藤圭子さんが、自らの人生に幕を引いたのは2013年8月22日。

    今からちょうど10年前のことでした。

    高度成長期の1960年代末に「怨歌(えんか)」と呼ばれる独自のジャンルを確立するほど一世を風靡した藤さん。

    そんな「昭和の歌姫」の突然の訃報は、当時大きなニュースとなりました。

    2023年8月22日、宇多田さんは自身のXでこのようにつづっています。

    「自分を責めるのはまだ手放す準備ができていないから」

    宇多田さんが考える「故人との向き合い方」

    宇多田さんの投稿には、

    「理解できないと理解することって言葉が本当に腑に落ちました」

    「心に刻みます」

    「とても心に響きました。ありがとう」

    など、多くのコメントが寄せられています。

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    心がつらいと感じている方や、周囲の悩んでいる人たちなどに向けて、以下のような相談窓口があります。

    こころのオンライン避難所

    厚生労働省「困った時の相談方法・窓口」

    まもろうよ こころ(電話・SNS相談)

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