みんなに平和と幸せが訪れますように……思わずそう願いたくなるような“干支アート作品”が話題になっています。
洗濯バサミフォトグラファーの岡本なうさん(@okaphotoart)がX(旧Twitter)に『昇り龍』の写真を投稿したところ、9.5万件以上の「いいね」が集まりました。
「洗濯バサミの昇り龍に願いを込めて」2024年の干支・辰(たつ)を見事に表現!
BuzzFeedは作者の岡本なうさんにお話を聞きました。
ーー見ているだけで清々しい気持ちになる昇り龍ですね…! この作品は、いつ作成したのですか?
2023年12月29日に作成したものです。
ーー制作には何時間かかりましたか?
6時間から8時間ですね。一度、室内で制作をしてイメージを完成させます。
その後、洗濯ロープにテグスで龍を吊るすのですが、テグスで吊る衝撃で一部が元の洗濯バサミに戻ってしまいます。
これを手直ししながら写真に撮り、再度、浮かび上がったイメージに向けて制作をします。
ーー洗濯バサミでアート作品を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
僕は、2021年3月からSNSを中心に「洗濯バサミフォトグラファー」として活動しております。
「洗濯バサミは美しい」という想いと感覚から、洗濯バサミの魅力を追求した写真を試行錯誤しながら撮り続けています。
SNSに投稿を続けるなかで、2022年4月20日にSNSに投稿した「洗濯バサミ草(そう)」がキッカケで、洗濯バサミを使った立体作品も作るようになりました。
ーー作品に込められた願いを詳しく教えてください。
この作品に限らずなのですが「洗濯をして、洗濯物を干して、洗濯物を取りこめる1日が、実はすごいよなー」と思っております。
そして、それが「普通」で「日常」で「どこにでもあること」だとしたら……こんなに素敵なことはないと思っています。
そうあってほしいと、いつも願っています。
夕暮れどきに洗濯物が取り込まれて、夕焼けに洗濯バサミが美しく輝く光景が、最強ではなくても最高だと思っています。
僕はそこに、自分のおばあちゃんの面影やその日の出来事、人生を重ねてしまいます。
この作品が話のタネになって、そこから話に花が咲き、人と人の間にほっこりした時間が生まれたらいいなーと願っています。
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岡本さんはXやInstagramなどのSNSを中心に活動をしており、「青い彼岸花」や「クリームソーダ」など多数の作品を投稿しています。
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