知ってた？ 非常口のマークは出口とは限らない。まさかの事実に「知らなかった」「わかりにくい」と衝撃走る。警視庁が呼びかけ

どんな建物でも見かける「非常口」のマーク。緑と白の見慣れたものですが、実は2種類存在していて、意味も異なるんです。そんな意外な事実を説明した警視庁警備部災害対策課の投稿に注目が集まっています。

時事通信

建物の中で必ず見かける「非常口」。よく目にはするものの、じっくりと見たことがある方は少ないのではないでしょうか？

そんな非常口の意外な事実が話題です。

避難所などでも役立つ数々のライフハックを発信している警視庁警備部災害対策課（@MPD_bousai）の公式X（旧Twitter）が、4月8日に非常口の種類について投稿しました。

背景が「緑色」と「白色」……それぞれ意味が違うの！？

非常口を示すマークに種類があるのをご存知ですか？背景が緑色のマークと白色のマークがあり、それぞれ意味が違います。背景が緑色のものは非常口そのものを示しており、白色のものは非常口の方向を示しています。宿泊施設等で夜間に避難する際は重要な目印になります。覚えておきましょう。 pic.twitter.com/iVTLPjsrhy

— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) April 7, 2024

Twitter: @MPD_bousai

警視庁の公式アカウントは、実際に色が異なる非常口を示すマークの画像とともに、次のように説明しています。

「非常口を示すマークに種類があるのをご存知ですか？」

「背景が緑色のマークと白色のマークがあり、それぞれ意味が違います」

「背景が緑色のものは非常口そのものを示しており、白色のものは非常口の方向を示しています」

「宿泊施設等で夜間に避難する際は重要な目印になります。覚えておきましょう」

たしかに言われてみれば、緑と白と2種類とも見たことがあるような……！

「非常口」マークが誕生した背景は？

警視庁警備部災害対策課（@MPD_bousai）の公式Xより

そもそも非常口のマークは「ピクトグラム」と呼ばれる何らかの情報や注意を促すために表示される視覚記号の一つ。

岡山市の公式サイトによると、このような視覚記号が日本に誕生したきっかけは「まだ外国語でのコミュニケーションをとることが困難であった1964年の東京オリンピックの際に、日本人と訪日外国人のコミュニケーションを円滑に繋ぎ、国籍や言語の違いに関係なく正確な情報を伝える目的で導入された」とのことです。

その中でも最もポピュラーなものがトイレや非常口のマークなんだとか。

よく見かけるものの、色の違いによって意味が異なるとは、ちょっと意外ですよね。

背景が緑だと「非常口」、白だと「非常口の方向」……いざというときのために覚えておかなきゃ！

この投稿にさまざまな意見が……

非常口のイメージ写真（Supersmario / Getty Images/iStockphoto）

非常口マークの異なる意味について

「知らなかった…」

「これ、気がつきませんでした。言われてみればそうですね。」

「この違いってすごい大事だけど、周知されてない系だよね」

など、知らなかったというコメントが多く寄せられています。

一方で、もっとわかりやすいように改善が必要だと指摘する声も多く集まりました。

「ご存知じゃない人が多いと思う。もっとわかりやすくしないと非常時にパニクリそう」

「すみません。わかりづらいのと、初めて知りました。恐らく消防設備士やビル管理士等の建物に関する点検や設置工事が可能な資格等の資格試験勉強で学ぶことはあると思いますが、わからなかったです」

「大事なことなんだろうけど、パッと見が同じように見えて混同されやすく、こうして周知していかないといけないって時点で、緊急時にそこまで意識いかない可能性あるよね。命の危険がある状況でそこまで冷静に判断できると限らない」