「産後うつだから仕方ない」で済ませないで! 妻が夫にイライラする本当の理由

    多くのママが共感するリアル育児マンガ

    「産後うつだね。イライラしてても気にしないから」は思いやりではない!? 育児マンガが共感の嵐

    双葉社

    ホルモンバランスが崩れ、情緒が不安定になりがちな妊娠と出産。最近は「産後うつ」という言葉もよく知られるようになりました

    産後の女性に対して言いがちな「産後うつだから、イライラしても気にしないよ」というセリフ。思いやりがあるからこその声かけのはずが、女性はかえって「じゃあオムツ替えて」「じゃあ家事を手伝ってよ」との思いが溢れ、さらにイライラ…。

    そんな、よくある育児の一コマを描いたマンガが共感を呼んでいます。

    そのマンガは『ひだまり保育園おとな組

    双葉社 / Via amzn.to

    共感を呼ぶこの育児マンガは、双葉社『ひだまり保育園おとな組』。

    作者の坂井恵理さんは一児の母。ご自身の体験や育児中の友人の話を盛り込みつつ、リアルな育児シーンとそこに潜む社会問題を描き出します。

    「イライラしてもしかたない」ではなく、「イライラしてしまうから助けてほしい」

    双葉社

    出産後はホルモンバランスの変化に加え、睡眠不足や育児疲れによって精神的に不安定になりやすいことが指摘されています。「しかたない」で済まさずに、物理的なサポートがほしいもの。

    イライラすることに滅入っているのは、誰より自分自身だったりするんですよね。

    作者の坂井さんも、子どもが生まれても出産前の生活スタイルを崩さない夫に苦労した経験があるそうです。

    坂井さんは反響の大きさに驚きつつ、「女性だけでなく、男性にも共感していただけています。嬉しいです」とコメント。

    その一方で、「これだけ共感されるということは、パートナーにこのような不満をもつ妻がいまだに多いということ。素直に喜んでいいのかわかりません…」とも話します。

    「なにか手伝おうか?」の一言に救われることも

    現在妊娠中の筆者の場合、つわりで苦しいときに夫から言われた嬉しい言葉は「なにか手伝おうか?」でした。行動しようとしてくれるその気持ちに救われたことを覚えています。

    私自身、夫にやってほしいことや気遣ってほしいことをきちんと言葉にする必要がありますね。

    シングルマザー、男性保育士、高齢出産したキャリアウーマン、家事の苦手な専業主婦……さまざまな視点から育児を考える

    双葉社

    『ひだまり保育園おとな組』の魅力は、夫への不満に共感するだけにとどまりません。

    「今は保育園が不足し、親は園を選ぶ余地がありません。また保育士も足りず、どうしても画一的な保育になりがちです。これでは子どもたちが“自分の意見を言う”、“みんなとちょっと違う人間を受け入れる”というようなことが苦手になってしまうのではと感じました」と坂井さん。

    マンガの中では、さまざまな立場から育児に関わる人々が、悩み、格闘し、それぞれに成長していく様子が描かれています。現代の子育ての問題点について考えさせられる作品です。

    坂井さんは、このマンガを育児中の女性はもちろんのこと、「男女や既婚未婚に関係なく、いろんな人に読んでいただきたいです。育児というものについて、少しだけ想像してもらえたら」と望んでいます。