100均で繰り広げられるストーリーが話題です。
漫画の著者であるみーきちさん(@miiikichii)が、Twitterに『コスパ重視の男と100均の店長』と題した漫画を投稿したところ、「コスパ以上のものってありますよね!」「素敵だなぁ」と反響が寄せられました。
「コスパをこよなく愛する大学生」
「時給1050円でコレって安すぎないか?」
「レシートがないと…」
「え!? さがすの?」
「あったーーー!!!」
コスパよりも「有益なものを」…
コスパも確かに重要だけど、それよりも大事にしたいものってきっとありますよね。
店長さんの粋な対応を受けての「また来ます!!」となる気持ちに共感できる人は、きっと多いのではないでしょうか?
BuzzFeedはみーきちさんにお話を聞きました。
「もともと100均は大好き」だというみーきちさん。
「100均の店員さんはお客さんのあいまいな質問から何の商品がほしいのか察知してくれたり、膨大な商品群の位置を把握してチャチャっと案内してくれたりするところがカッコいいと思っていて」いつかは100均を舞台にした漫画を描きたいと思っていたんですって。
投稿の2カ月前
「投稿の2カ月ほど前に、このマンガのままの出来事がありました」
「レシートなしの交換を申し出た迷惑な客が私です」
まさかの本人登場に少し驚きました(笑)
ですが、実体験を元に描いているからか、描写がリアルだった気もします。
「その時、対応してくれた店員のお2人がモデルです」
「容姿やセリフはほぼそのままですが、男性のコスパ重視キャラや心の声は私の創作です。実際は迷惑そうな顔は一切せず、誠実に対応してくれました」
「もし私がこの男性の立場だったらこんな客にはイラっとするよな~!と想像して描きました」
現実で起こった素敵な出来事に、想像というスパイスで調理した漫画なんですね。
実体験なのに、主人公が自分自身でないことが、漫画をさらにおもしろく感じさせます!
漫画に込められたメッセージ
「店長さんが例外対応してくれたことではなく、私の気持ちに寄り添ってくれたことがとてもうれしかった。思わず『この店のファンになりました!』と言ってしまった」と当時の出来事を振り返り、漫画にはこんなメッセージを込めたそうです。
「コスパや作業効率が優先されがちだけれども、心を動かすものは人同士の温かい心の交流の中で生まれる」
まさにその通りだなと思います。
みーきちさん自身も、この出来事から「マンガ家として、ファンを作るとはどういうことかを考えているところだったので、勉強させてもらった」とのこと。
そして、「『こういう店長さんがいるところで働けるって、すごくラッキーなことだよ!』と思いました」と、素敵なお手本が身近にいることのありがたさを実感し、「見知らぬバイトさんに対して、つい親目線な気持ちになった」と語ります。😂💕
みーきちさんは、他にも読者に伝えたいことが…。
「レシートは念のためもらおう!」と声を大にして伝えたいそうです(笑)
そのうえで、「今後同じ過ちを繰り返さないよう、私も気をつけます」と反省しています。
反響に対して
「『コスパ以上のものってありますよね!』『100均の店員さんってエスパーさんですよね。そして親切。100円だからじゃないんです』などのコメントをいただき、100均の店員さんへの日頃の感謝や同じ想いをシェアできてとてもうれしかったです」
一方で、こんな心配もあったそう。
「『このマンガみたいにレシート無しでも対応してもらおう』と思ってしまう方がいたらどうしようという不安がありましたが、そういった捉え方はされていないようで安心しました」
「店員さんもお客さんも、お互いに人同士として尊敬を持つ関係でいたいですよね」
漫画家としての目標
素敵なストーリーを漫画でお届けするみーきちさんは、45歳になってゼロから漫画家の道を歩み始めたそうです。
「色々なことにトライしたい」と意気込む姿がかっこいいし、とても元気をもらえます。
そんなみーきちさんの目標は「90才くらいまで元気に描いているマンガ家になる」こと。
「その壮大な計画のなかではまだまだヒヨッコですが、ズブの素人がどう成長していくのか、見ていただけたらうれしいです!」
みーきちさんが今後どんな物語を展開していくのか、そしてどう成長していくのか、楽しみと期待でいっぱいです😄✨👏