育児中の人が、めちゃくちゃ共感できるマンガを見つけたので紹介させてください。
1児の母である「るしこ」さん(@39baby_com)が、子どもと出かけるハードルが下がったできごとをマンガ化し、Twitterに投稿したところ、4万1千回以上リツートされ、24万9千を超える「いいね」が集まりました。
「めちゃくちゃわかる!」「泣いた」など、多くの共感の声が寄せられました。
話題の漫画がこちら
息子が生後半年くらいの頃
赤ちゃんを連れて買い物に来たお母さん。
「ア〜〜〜」と、育児に追われて朝もお昼もご飯を食べ忘れたことを思い出します。
いろんなことが重なってお疲れ気味のお母さんは、子どもを抱っこしたまま軽食ができそうなファミレスに入ることに。
座席に案内される
お母さんが赤ちゃんを連れて入店したのを見て、店員さんが座席に案内してくれました。
至福の時間
スヤスヤ眠る子どものそばで、お母さんはしっかりと食事できたようです。
そんな中、店員さんがお母さんを見てコソコソ何か話しています。
そして席まで来て「あの、お客様…」と話しかけます。
「飲み物、お取りします」
店員さんは、定食のセットで付いているドリンクバーを指しながら、「赤ちゃんの横、離れるの心配だったら、お取りしますよ」と、優しく気遣ってくれます。
店員さんの粋な対応に「だぱァ」と涙を流すお母さん。
自宅の外で、誰かと会話をしたり、人の作ったご飯をゆっくり食べ、さらには知らない人に突然優しくされるという「最強のカード」を切られたことに、感動したんですって。
投稿にはこんなコメントも。
推し店、発見ですね
あぁ~、優しい世界
もっと遠慮しないで、まわりを頼っていいと思うよ。
子は宝だよ。
BuzzFeedは、るしこさんにお話を聞きました。
ーー外食先でのできごとをマンガにし、Twitterに投稿した経緯を教えてください。
コロナの感染拡大でなかなか外食できなくなり、「行きたいな~」と感じていた時に思い出した話です。
今は、「当時のわたしよりも、もっと孤独を感じている親御さんが居るのではないか」という思いもあり、マンガにして投稿しました。
ーーマンガでのできごと以前のお出かけの様子は、どのような感じでしたか?
夫と一緒に出掛けることは多かったですが、赤ちゃんと二人きりで出かけるのはハードルが高く、軽い買い物と散歩くらいでした。
ーーお子さんを連れてお出かけする時に、気をつけていることがあれば教えてください。
子どもに危険がないか、危険な目に遭った時にどう守るか、ということと、周囲の人の迷惑にならないかを気にかけています。
赤ちゃんの頃は更に「荷物の多さ」「離乳食や朝寝・昼寝などでのスケジュールのままならなさ」があり、出かけるのは大変でした。
ーーなるほど。外出先だけでなく、お出かけするための準備も、本当に大変なんですね。マンガに描かれたファミレスでの店員さんの粋な対応を、どう受け止めましたか?
予想外の親切に驚きました。1日中赤ちゃんと二人で過ごしていると、人間扱いされることがほとんど無くて…。
なので、赤ちゃんではなく、親の自分を客として気にかけてくれていたことが嬉しかったです。
ーー投稿には、共感の声が多く寄せられました。その反響をどう受け止めていますか?
これまで育児漫画をたくさん投稿してきましたが、今回が一番反響が大きかったです。
店員さんの親切に感動する声が多かったと共に、当時のわたしの辛さに共感してくださる方も多く、それだけ孤独感を抱えて、乳幼児育児をされてきたり、今もされている方が多いのだと感じました。
個人的に、この8~9ヵ月頃が、新生児期の次にしんどかったです。同じような方も多いのかなと…。
この出来事のあとは、徐々に外出できるようになり、支援センター等と繋がって少しずつ孤独感は薄れていきましたが、コロナ禍の現在はそれも難しいかと思います。
このマンガを通して、本当にたくさんの方から「ありがとう」と言っていただきました。わたし自身、妊娠中からずっと他の方の描いた育児漫画を読んできて、「共感すること」のちからを実感しています。
もちろん一番は自分が描きたいから描く、というところですが、そんなマンガを読んで孤独を感じている親御さんにホッとしていただけるのなら、それが今わたしに出来ることなのかな、と思っています。
ーー他にも、親切にされたり、人の優しさにふれられたりしたエピソードがあれば、ぜひ聞きたいです。
これまでの出来事は、色々とマンガにしております! マンガサイトでは連載もしています。