缶あけがない! 桃缶から怨念を感じるほど強欲すぎる対処方法

    缶を開ける試行錯誤の極意を教えてもらいました。

    「これが試行錯誤の結果…!!」が話題です。

    イラストレーター兼マンガ家の中島悠里さん(@jimapahinasu)が、缶切りがなかった時の対処法をTwitterに投稿したところ、2つの投稿で計8400を超える「いいね」が寄せられました。

    投稿には、こんな反響が。

    私はキャンプで蓋ゴリゴリで開けたことあります!

    そしてなぜか「これを教訓に缶切りを買っておこう」とはならない。「できたからもういいや」とすっぱり忘れる私。で、次に同じ事があって「なんで買っとかなかったの私のバカ!」ってなる。いつもこれ。

    窮地(すぐ食べたい)に追い込まれた時だけ、脳が未だかつてない高速処理爆速演算でもって、あっという間に最適解に辿り着くのなんなんですかね

    多くの人が苦労しているようですね😲

    話題の漫画がこちら

    とあるゴキゲンな午後のこと

    中島さんは、おやつに桃の缶詰をゲットしてすごく嬉しそう!

    「確かな幸せの獲得」と、ウキウキが溢れています。

    いざ缶を開けようとしたら、フタの表面がツルッツルです。

    中島さんはようやく「缶切りいるやつーーー!」と気づきます。

    諦めようとするけど…

    缶開けがないから諦めようとするものの、食べたいと叫ぶ脳と胃。「臓器からの熱い要望」には勝てません。

    缶を開けられる何かがないか、クローゼットの中を漁ります。そしたら…。

    工具一式があった!

    以前、はしゃいで買った工具一式が出てきました!

    スパナは鋭さが足りないし、キリは小さい穴しか開けられない。でも、マイナスドライバーと木づちで開けられるかも。

    仏師スタイル 穴開け術

    仏像を彫る「仏師スタイル」で缶を打ちます。そして穴が開いたら、すかさずラジオペンチを使ってこじ開けます。

    そしたら黄金に輝く桃が見えました✨

    パカーッ✨✨

    一時は諦めていたものの、なんとか試行錯誤して桃の缶を開けることに成功しました。

    桃を一口かじっては、「あぁ〜っ 五臓六腑にしみわたる〜〜」と幸せが溢れています。

    しかし、頑張ってこじ開けた缶から、なんだか怨念を感じたり…。缶ゴミ回収まであと4日。中島さんは「耐えろ!」と自分に言い聞かせるのでした。

    BuzzFeedは、中島さんにお話を聞きました!

    ーーTwitterにマンガを投稿した経緯を教えてください。

    日常の「この思い通りにならなさ私だけか?どうなんだい!」って部分を拾ったり、「こんな楽しいことがあったんですよ!」というのを目に見える形にするためにマンガにし、せっかくなので色んな人に見てもらいたいなとTwitterにアップしました。

    ーー楽しみにしていた桃缶を開けるには、缶切りが必要だと知った時の気持ちを聞かせてください。

    「え!?噓でしょ!?」とプルタブがないかまじまじ探してどこにもなかったので、ちょっと一時停止しました。

    ーー家にある工具一式は、いつ何のために買い揃えていたのですか?

    祖母や母がDIYが得意で実家に色々工具があったので、自分もいつか何か作るかもと思って揃えていました。しかし、何も作っていないんですけどね(笑)

    ーーマイナスドライバーと木づち、そしてペンチの3つの器具をうまく使用するコツや、缶を開けるうえで工夫したことがあれば、ぜひ教えてください。

    仏師の気持ちで思い切り振りかぶることですかね…。なるべくケガしないよう気を付けながらメリメリ開けました。

    ーーマンガに続くエピソードがあれば知りたいです!

    このできごとの後も、仏師方式の穴あけは、スプレー缶などをガス出ししてゴミ出しする時に重宝しました。

    ーーツイートに対する反響を、どう受け止めていますか?

    「もっと面白く表現したい!」と途中経過を二転三転して描いたので、「缶を開けるだけの話なのに面白い」という反応をいただいて嬉しかったです。