宇宙飛行士は、燃える船体で落下しながら地上に戻る

    へええええ。

    国際宇宙ステーション(ISS)で1年間生活した、アメリカのスコット・ケリー宇宙飛行士が地球に帰還した。

    My brother @StationCDRKelly is back home on our planet! #YearInSpace

    双子の兄弟のマークさんは「スコットが地球に戻ってきた!」とツイートした。

    ケリー飛行士はこれまでインスタグラムで宇宙からの写真を発信したり、宇宙育ちの花を咲かせたりした。BuzzFeed ScienceはNASAの広報担当者に、宇宙飛行士が帰還するまでのプロセスを聞いた。

    1. ケリー飛行士は、一緒に宇宙ステーションで暮らしていたミハイル・コルニエンコ飛行士と一緒に、宇宙ステーションにドッキングされている「ソユーズ宇宙船」に乗り込む。

    2. ドアが閉まると、飛行士たちはオイル漏れなどがないか確認をして、出発の準備をする。

    3. ソユーズは宇宙ステーションから切り離される。

    4. その後ソユースは軌道修正エンジンを使いながら、軌道離脱噴射をし、大気圏に入っていく。

    5. 宇宙船は、燃え始めてから53分かけて地上へ引力で落下していく。ソユースはその間、火の塊になり、宇宙飛行士には、かなりの重力(5G程度)がかかるという。

    6. ソユーズがカザフスタンの地上に着地する前に、パラシュートがひらく。

    7. ソユーズの着地後、宇宙飛行士たちは救護隊がくるまで船内でしばらくそのまま待つ。

    8. 救護隊は、安全確認をしてから宇宙飛行士たちを外へと出す。

    9. 地上の救護隊がテントや椅子をセッティングし、宇宙飛行士の健康状態などをチェックする。

    10. チェックを受けながら、宇宙飛行士たちは地上から家族などに衛星電話で電話できる。

    11. 医師たちはテントの中で、1年間無重力で過ごした人の健康状態をチェックする。

    12. その後、飛行士たちは一人ずつヘリコプターに乗せられ、カザフスタン内のジェズカズガン空港まで向かう。

    13. 空港では、アメリカとロシアの飛行士たちが帰路に着く前に、ちょっとしたセレモニーがある。

    14. ケリー飛行士は、米ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターに直行する。

    15. ケリー飛行士は、家族やNASA関係者に面会した後、研究所に様々な検査を受けるため、すぐに行かなければならない。

    16. ケリー飛行士は最初の晩は宇宙センターに泊まらなければならないが、翌日からは自宅で過ごせる。

    ケリー飛行士、お帰りなさい!

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