主にアメリカで人気のネット掲示板Redditに、"Am I the Asshole?(これって私が悪い?)"というスレッドがあります。
そのスレッドに投げられたある父親からの相談が、議論を巻き起こしました。
「娘のための貯蓄があると、息子が知りました。そうしたら(再婚した)妻が、その資金を息子にも充てたいと言うのです」
「その指輪は、娘の実の母親(前の妻)が、『結婚する時のために』と娘に譲ったものです。売ったら、娘を傷つけてしまいます」
この投稿に、たくさんの返信が寄せられました。ほとんどは、父親に賛同するコメントでした。
「あなたは悪くない。祖父母が娘にあげたものを、継母にあげてしまうなんてできないでしょう。その資金は、娘さんのお金です」
「指輪も売るべきじゃない。これも、あなたのものじゃないから」
「今の妻の前の夫が(息子の教育費を払わない)ダメ親だったからといって、あなたの娘が苦しむ必要はない」
「お金も指輪も、娘が苦労をしないようにと母親があげたもの。今のあなたの妻とその息子は、そこに手出しをする権利なんてないはず」
「再婚相手はどういう状況なの? 彼女が息子のために何かすることはないの? 彼女の指輪を売ればいいかもしれない。両親(息子の祖父母)は? そちら側の家族から資金を募ることはできないのかな」
この状況でいちばん "Asshole" なのは、息子の実の父親、再婚相手の前の夫だという結論に。
「息子の実の父親が約束を守らなかったことは、あなたの落ち目ではありません。なんであなたの娘から搾取するという考えに至ったのかがわからない…。あなたは娘が成人するまでの間、貯金と指輪を守ることを託されたのです。息子の実の父親みたいな、ダメ親にならないようにね」
「状況を悪化させたのは、息子の実の父親。妻の前の夫の尻拭いのために、あなたの娘を経済的苦境に陥らせるのは、あなたがすべき役目じゃない」
ただ、再婚した妻やその息子に申し訳ないと思う気持ちも、理解できます。あるユーザーは「他の方法で手を差し伸べるべき」と提案しました。
「あなたの仕事は娘を守ること。娘に残されたお金を守ること、そして娘の権利を守ること。今の妻の息子は、他の方法で手助けしたら? 奨学金やローンを一緒に探したり、組むのを手伝ったり。再婚相手側の家族に手を差し伸べるのがいいと思うけれど、娘のものはそのままにしておいたほうがいい」
いろんなあつれきや修羅場を見てきた掲示板民たちから、「万一のために」対策をしておいたほうがいいとアドバイスもありました。
「あなたは悪くないし、ひいきもしていない。亡くなった前の妻の両親があなたの娘に残したお金と、亡くなった母親が娘に残した指輪に手をつけようと思うような人が悪い」
「今の妻が口座にアクセスできないようにしておいたほうがいい。指輪も、盗まれないように金庫に入れたほうがいい(何があるか分からないから)貯金と指輪は娘の財産だと、しっかり遺言を残しておいたほうがいい」
あなたはどう思う?
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙橋李佳子