台風13号が接近中。夏休みの旅行や帰省を予定している人へ

    身の安全を守るためのキャンセルには、手数料がかからないことがあります。

    強い台風13号が、日本列島に接近しています。

    夏休み真っ最中、お盆も近く、旅行や帰省の予定を入れている人も多くいると思います。

    しかし、8月3日に台風の情報が......

    3日(金)はまだ予報円も広く、きっとどうにかなるはず、という気持ちでした。

    4日(土)になると、進路が少しずつ定まってきて、「6日に行けたとしても8日の帰りがヤバそう」と雲行きが怪しくなってきます。

    出発前日の5日(日)には、「行っても楽しめなさそう」「むしろ身の危険がある」とはっきりわかってきます。

    それでもあきらめきれず、友人に意見を求めてしまう。

    それに、旅行代のことも気になっていました。

    早めに予約すると割引になる代わりにキャンセル料が高い設定の運賃だったため、自己判断で旅行を取りやめると、飛行機代と宿泊代のキャンセル料で8万円以上は損しそうな計算になっていました。

    しかし、この投稿を見て、ようやく決断できました。

    Facebook: hachijoviewhotel

    八丈島にあるホテルが、Facebookに台風による影響の見通しを投稿していたのです。

    強風や雷雨が予想されて危険なこと、欠航になった場合は島内の宿泊施設が不足する恐れがあること、飛行機の空席が確保しづらいことなどが丁寧に説明されていました。

    「当館でもお客様の命の安全を最も考慮し、本土へ8月6日までにお帰り頂くことを強くおすすめめ致します。今回の台風13号の接近に伴う宿泊のキャンセル料は頂いておりません」

    ANAの「運航の見通し」の最新情報も添付されていました。

    キャンセル料はかかりませんでした。

    ホテルのキャンセル料もかかりませんでした。

    各ホテルの規定にもよりますが、宿泊予定だった八丈島のホテルは、「運航に影響が見込まれる」という航空会社の判断をもって、宿泊のキャンセル料は発生しないという対応にしてくれました。

    8日以降は、鉄道や車の移動も要注意です。

    払い戻しが無料になることも。

    JR東日本は8月7日午前9時現在、大雨の影響で旅行を見合わせた場合、7日の対象区間の未使用のきっぷを手数料なしで払い戻すと発表しています。

    JR東日本広報部によると、台風13号の影響については、現時点ではこういった対応はないそうです。情報はホームページで更新しています。

    ちなみに、通常の払い戻し手数料は、自由席特急券で220円、指定席特急券は出発日の2日前までが330円、出発前日から出発時刻までは30%となっています。

    楽しみにしていた旅行や帰省をキャンセルするのはつらいですが、安全には替えられません。

    台風13号の最新情報はこちら(気象庁の台風情報)