入学するのは来年度、2018年の春だけど...
ランドセル選びは始まっている。
年々、販売時期が早まる傾向があるランドセル商戦。ブランド、素材、色をめぐる争奪戦は、「就活」「婚活」ならぬ「ラン活」と呼ばれている。
特に人気が高いのは、職人が手作りする老舗工房のものや、高級ブランドのコラボ限定品など。店舗に入るのに整理券配布、予約販売に大行列、サイトや電話がつながらないーーといった事態が想定される。
1年前を振り返ってみよう。
当時の「ラン活」の壮絶さを物語る、こんなブログも。
「山本鞄ランドセル販売初日でほぼ完売?ネットも電話も通じない?何とかしてよ!」
ブログによると筆者は、前年に「鞄工房山本」のランドセルが1カ月で売り切れたと聞き、発売前に店舗に出向いて情報収集しておいた。発売当日にWEBで申し込もうとしたところ、アクセスが集中して画面が変わらず、電話もつながらないまま、”完売”してしまった。
店舗に行って駐車場で午後3時から待ち続け、午後8時半にようやく申し込みができた人もいたという。
鞄工房山本は翌日、サイトにお詫びを掲載。
「お客様から頂戴しております鞄工房山本へのご期待の程度を正確に認識できていなかったためのことと理解しており、深く反省を致しております」
追加で注文を受け付けたものの、1年かけて生産するため生産数は限界に近く、「増加させることは非常に困難であるということが、包み隠さない弊社の現況でございます」とした。
今年、販売はWEBのみに。
「炎天下、何時間もお並びいただいた」
Twitterには「ラン活」への意気込みが。
家族で協力するしかない!
焦る、焦る!
ところで、どんなランドセルが人気なの?
さりげなくおしゃれで上質なのがいい
1人の子どもに「6ポケット」(両親と両祖父母の計6つの財布)があると言われる少子化のいま、10万円を超える高額なランドセルも珍しくない。
昨年は、国産高級車レクサス・ブランドから、工業用カーボンを開発した新素材を使った15万円のランドセルが登場した。