ディープな世界の入り口、「ダムマップ」制作者に聞く

    人間が生きるために欠かせないもの

    Twitterでこんな地図を見つけました。

    「DamMaps:平年値図(年間降水量)」にDamMapsが対応しました!https://t.co/vW32N0ajm5 どうぞご利用ください!

    DamMaps / Via dammaps.jp

    アルファベットが書いてあるオレンジ色の部分が全部ダム

    DamMaps

    アイコンをクリックすると、ダムの詳細なデータが表示されます。

    DamMaps / Via dammaps.jp

    「川と流域地図」や「年間降水量」のチェックボックスにチェックを入れるとダムマップ上にデータがオーバーレイされます。

    降水量の多い地域と少ない地域のダムの数を比べてみたり、川の上流のほうにダムは多いんだな……など細かい情報までわかります。

    ディープすぎるので本人に聞いてみた。

    ディープなダムの世界について地図を作った高根たかね@ダム日和 (@dambiyori)さんに地図について聞いてみました。

    ーーダムマップを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

    GoogleがGoogle Maps APIを公開したとき、興味があったので「ダム便覧」というサイトに掲載されているダムの経緯度を試しに読み込ませてみようと思ってやってみました。

    そうしたら、1枚の地図に各地のダムの位置が表示されている地図が思いのほか実用的に思えて、きちんと作ってみようと思ったのがはじまりです。

    ーーダムのデータはどのように集めたのですか。

    日本ダム協会に問い合わせてみたところ、ご協力いただけたので現在のDamMapsがあります。

    ーーダムの魅力とは一体どういうところなのでしょうか

    ダムにはまるきっかけになったのが、初めて富山県の黒部峡谷にある黒部ダムを見たときでした。その圧倒的な大きさと、巨大なのに優美な曲線をしている形にショックを受けました。やっぱりその圧倒的なダムの姿というのは何にもまして魅力だと思います。

    水は人間にとって生きるために欠かせないものだと思います。そういった、いかに人が水を利用していくかを突き詰めた所にダムがあるんだと思いますし、ダムを通して見えてくる、特に近現代の「人と水との関わり方」に興味を持っています。

    高根たかね@ダム日和

    ダムにはまるきっかけとなった黒部ダム

    ーーダム初心者におすすめのダムを教えてください

    ぜひ、DamMapsを利用して手始めに家から一番近いダムに行ってみるというのが良いのではないでしょうか。

    僕もダムにはまってからあちこちダムを探しては出歩いたのですが、家の近くのダムに出かけたとき、近所にこんなものがあったんだという驚きがありました。

    高根たかねさんのおすすめダム

    いただいたコメントとともに5つご紹介します。

    草木ダム(群馬県)

    Google

    「ダム直下から眺めると140mという日本でも有数の高さとシンプルさに心奪われます。青空が似合うダムだと思います。」

    丸沼ダム(群馬県)

    Google

    「バットレスダムという戦前の一時期だけに造られた形式のダム。縦横に組み合わさったコンクリートの構造物が見ていて楽しいです。」

    月山ダム(山形県)

    Google

    「90年代くらいからコンクリートの堤体の表面に模様や装飾をつけるのが流行った時期があるのですが、その中で一番好きなのがこのダムです。ときどきライトアップすることも。」

    中之条ダム(群馬県)

    Google

    「1960年竣工とかなり早い時期に造られたアーチダム。ちょこんと小さく佇んでいる姿が可愛いです。大雨のあとに行くと放流していることが多いです。」

    黒部ダム(富山県)

    Google

    「やっぱり一番好きなのはこのダム。有名な観光放流は6月26日からなので、GWだとダムを見るにはちょっと早いかも。」