2021年はミュージカルが熱い!映画化する注目作品

    スティーブン・スピルバーグが監督する『ウエスト・サイド・ストーリー』を始め、ブロードウェイで話題になっていた作品など、注目のミュージカルが映画化します!

    ミュージカルを生で観ることが減り、舞台が恋しいと思っている方に朗報です。

    今年は映画化予定のミュージカル作品がたくさんあるんです!注目作品5つを紹介します。

    1. 『ウエスト・サイド・ストーリー(邦題未定)』

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    あらすじ:舞台は1950年後半のニューヨーク。ポーランド系とプエルトリコ系アメリカ人グループが対立する中、敵同士であるトニーとマリアが恋に落ちます。


    シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』が元になっていますが、貧困・差別・移民問題など当時の社会背景も脚本に反映されています。


    みどころ:今作が注目されているいちばんの理由は、あのスティーブン・スピルバーグが監督・製作を担当している点です。

    スティーブン・スピルバーグ監督
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    スティーブン・スピルバーグ監督

    過去にも映画化されているので、スピルバーグ監督がどう現代版にアレンジするのか楽しみですね!

    アニタ役のアリアナ・デボーズが黄色いドレスを着て踊っている
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    アニタ役のアリアナ・デボーズ

    アニタ役のアリアナ・デボーズにも注目です。ブロードウェイミュージカル『ハミルトン』やNetflixで2020年に映画化された『ザ・プロム』にも出演しており、トニー賞助演女優賞にノミネートされたこともあります。


    日本公開:2021年12月10日(金)公開予定

    2. 『ジェイミー!』

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    あらすじ:主人公は、ドラァグ・クイーンに憧れている高校生のジェイミー。16歳の誕生日に赤いヒールを母親からプレゼントされたことをきっかけに、自分の好きな格好をしてプロムに出席しようと決意。他の生徒からの嫌がらせや、理解のない父親の言葉に傷つきながらも、夢に向かい自分らしさを貫いていきます。

    ドラァグ・クイーンの4人
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    みどころ:ドラァグ・クイーンならではのメイクや衣装はもちろん、予告編を見ると歌やダンスのパフォーマンスも華やかで、期待大です。学校が舞台の映画はその時代の学生生活を反映させているものが多いので、今の海外の高校生活を見れるのも楽しみです。予告編でも、「将来の夢はYouTuber」と言っている学生がいます。


    ドラァグ・クイーンのリアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース』の影響なのか、ドラァグ・クイーンを題材とした作品が増え、メディアでもよく取り上げられるようになりました。『キンキーブーツ』もイギリス生まれで実話を元にしているドラァグ・クイーンのミュージカルとして有名ですね!


    日本公開:2021年9月17日Amazonプライム・ビデオにて配信予定

    3. 『イン・ザ・ハイツ』

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    あらすじ:マンハッタン北西部、ドミニカ系移民の多いワシントンハイツ地区が舞台になっています。 食料雑貨店を経営する主人公ウスナビは美容師のヴァネッサに片想いをしていますが、不器用でその気持ちをうまく伝えられません。そんな中、カリフォルニアにある名門大学に進学し、ワシントンハイツ地区の住民に将来を期待されているニーナが1年ぶりに里帰りします。

    女性キャスト
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    『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』や『ブルックリン・ナイン-ナイン』など、有名ドラマの主要キャストがそろう

    みどころ:『イン・ザ・ハイツ』はミュージカルではめずらしいヒップ・ホップ、サルサなどの曲で構成されています。歌詞もスペイン語が交わり、南米からの移民コミュニティの雰囲気を味わうことができます。


    映画『モアナと伝説の海』の音楽やブロードウェイミュージカル『ハミルトン』で有名なリン=マニュエル・ミランダが脚本・作曲を担当。ミュージカル作品賞を含むトニー賞を4つ受賞しました。


    ミュージカルでは本人が主人公のウスナビ役を演じていましたが、映画ではピラグア・ガイ役で出演します。

    リン=マニュエル・ミランダ
    James Devaney / GC Images

    リン=マニュエル・ミランダ

    リン=マニュエル・ミランダもプエルトルコ系アメリカ人ですが、他にもヒスパニック系アメリカ人や南米系の出演者が集まっています。また、監督は主要キャストがアジア系の作品『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。人種的なマイノリティにあたる製作陣が、似た境遇のキャラクターたちを作品で描いている点も注目です。


    日本公開:2021年7月30日(金)予定

    4. 『ディア・エヴァン・ハンセン』

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    あらすじ:主人公の高校生、エヴァン・ハンセンは社交不安障害を抱えており、セラピーの一環として勧められ自分宛に手紙を書いてみます。ところが、同じ学校に通うコナーに手紙を取られてしまいます。コナーが手紙をどうしているのか不安に思っているところ、コナーが自殺し、ポケットの中からその手紙が見つかったと聞かされるエヴァン。


    コナーの両親は、コナーがエヴァン宛に遺書を書いたと勘違いします。これをきっかけにコナーとは親友だったと嘘をつき、今まで目立たなかった存在だったエヴァンは学校で注目を集めるようになります。

    エヴァン・ハンセン役のベン・プラット
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    エヴァン・ハンセン役のベン・プラット

    みどころ:この作品の注目ポイントは、なんと言ってもオリジナルキャストのベン・プラットが主役を務めるということ!最近ではNetflixのドラマ『ザ・ポリティシャン』などでも活躍しており、あの澄んだ美しい歌声を映画の中で聴けるのはとても楽しみです。


    アメリカだけでなく、日本でも社会問題となっているメンタルヘルスや若者の自殺について考えさせられる作品です。高校生のエヴァンが周りに影響を与えていく姿を見て、メンタルヘルスについて向き合う人が少しでも増えればいいなと思います。


    日本公開:公開日未定

    5. 「tick, tick... Boom!(原題)」

    歌う男女3人
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    あらすじ:舞台は1990年のニューヨーク。主人公のジョンは作曲家として成功できるのか不安な気持ちを抱えながら、ウェイターとして働いています。恋人のスーザンはジョンの生活スタイルに不安を覚え、結婚してニューヨークから出たいと本音をジョンに伝えます。親友でルームメイトのマイケルは俳優の夢を諦め、ビジネスマンとして成功し、ジョンにも夢を諦め就職することを勧めます。


    30歳の誕生日まで時計の針が刻一刻と近づく中で、最高のミュージカルを書き上げたいジョンは夢を諦めてしまうのでしょうか。


    みどころ:オリジナルミュージカルは、『レント』で有名なジョナサン・ラーソンが書いた自伝ミュージカル。ラーソンは『レント』のオフ・ブロードウェイ・プレビュー公演初日に突然なくなっています。ラーソンの死後、出演者が3人のミュージカルとして構成しなおされたのが、『Tick, Tick... Boom!』です。オフブロードウェイや、日本を含む様々な国で上演されました。


    『レント』のロック調ミュージカルが好きな人は、この作品も楽しめるかと思います。

    ジョン役のアンドリュー・ガーフィールド
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    ジョン役のアンドリュー・ガーフィールド

    主役のジョンを演じるのは『アメイジング・スパイダーマン』の主人公役だったアンドリュー・ガーフィールド。元々舞台俳優としても活躍していた彼の演技を、ミュージカル映画でも見られるのはとても楽しみです。


    『イン・ザ・ハイツ』で紹介した作曲家・脚本家・俳優のリン=マニュエル・ミランダが、今作で監督デビューを果たします。脚本のスティーブン・レヴェンソンは『ディア・エヴァン・ハンセン』の脚本家でもあります。(今年はミュージカル関係者が大忙しなのがわかりますね!)


    日本公開:Netflixで配信予定(配信日は未定)。