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日本中に置いてほしい…!鳥取県民を育てた「白バラコーヒー」。全国でファンが急増中です

全国各地のグルメな情報を届ける特集「全国のおいしい!」。今回は地元・鳥取県で愛されるソウルドリンク、大山乳業農業協同組合の「白バラコーヒー」を紹介します。

鳥取県で誕生し、地元のソウルドリンクとして親しまれてきた、大山乳業農業協同組合の「白バラコーヒー」。

2015年に関東へ本格進出してからは知名度がさらに上がり、全国レベルまで名前が広がった。

味の美味しさはもちろんのこと、牧場ののどかな雰囲気を絶妙に表したパッケージも人気のポイントだ。

今までに文房具やTシャツ、iPhoneケースなど、「白バラコーヒー」そのものを様々なアイテムで表現したグッズが登場し、どれも全国のファンがこぞって買い求めた。

メーカーが販売する飲料としては、特殊な立ち位置にいる「白バラコーヒー」。どうしてこんなにファンを惹きつけて離さないのか、大山乳業農業協同組合の営業部・竹歳さん、中林さん、総合企画室・山﨑さんの3名にお話を伺った。

鳥取から全国区へ。意外な商品が大人気に


ーー昔から地元の方々に愛されていた「白バラコーヒー」ですが、今や全国区で名を轟かせていますよね。現在、買える地域はどこなんでしょうか。

中林さん(以下、中林):関東から九州のエリアで販売をしています。

地元の鳥取、山陰地区は様々な場所で。関西や中四国地区ではセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートで販売しています。関東では主に成城石井で取り扱いがあります。

ーー範囲が広いですね。関東へ進出したのはいつごろからですか?


竹歳さん(以下、竹歳):本格的に進出するようになったのは6年前からです。

それ以前でも成城石井などで取り扱いはあったんですが、主な販売エリアは関西まででした。

2016年に組合創立70周年を迎え、白バラの商品をもっと多くのお客様に知ってもらいたいと、市場が大きい関東への参入を決めました。

同じくらいのタイミングで発信力強化のためのブランディングチームを発足し、2017年には東京営業所を設立しました。

ーーそこからの手応えはいかがでしたか?

竹歳:それまでは「西日本で有名」というところに留まっていた印象だったんですが、全国放送のテレビ番組に取り上げていただいたりして、どんどん商品の存在が浸透していったように思います。

驚くことに、公式グッズがとにかく人気で。販売会の際は全国からお客様がいらして、長蛇の列が並ぶこともありました。何時間待ち…ってくらい、すごい人数でした。


ーーグッズと言うと、2018年にイモトアヤコさんが「白バラコーヒーTシャツ」を着た姿をInstagramにアップしていたのが話題になっていましたよね。

竹歳:はい。イモトさんに着ていただいたのも大きいですね。

グッズの中ではTシャツが一番人気で、もう幻になりつつあります。

ーー「幻」と言うと、もう買えるところがないんでしょうか?

山﨑さん(以下、山﨑):はい。オンラインでは完売で、直営店でもほぼ在庫がありません。

再販の予定もしていないんです。

ーーそんな人気なのにですか?

山﨑:当初から記念商品として販売したものですので…。


ひと目見たら忘れない。変わらないデザインで愛される

ーーここまでパッケージをデザインしたグッズが人気なブランドって珍しいと思うんですが、みなさんが考える「白バラコーヒー」の見た目の魅力って何でしょうか?

竹歳:素朴なデザインで、牧場の雰囲気がよく出ているのかなと。


派手ではないけど、覚えてもらいやすいのかなと思います。


中林:あとは、発売当初からずっとデザインが変わっていないのもポイントではないかと考えています。「この柄は白バラコーヒーだ」と馴染みを持っていただいている感じがしますね。

ーー今まで多くのグッズがありましたが、みなさんが特に気に入っているものを教えて下さい。

竹歳:私は「白バラエプロン」ですね。

竹歳:営業の仕事の際に大活躍なんです。「飲んでください」とお店を回ったりするんですが、これを着ていれば立ってるだけで広告塔になりますから。

中林:私は「白バラボールペン」です。

中林:ボールペンのクリップにが牛乳パックがデザインされて、ポケットへ入れたときに映えるんです。

目立つので、商談の時などに話のネタにもなりますね。

山﨑:私は「白バラビッグクッション」です。

山﨑:2つとも買って、ソファの両端に置いています。


触り心地がいいし、見た目もかわいくて。見るたびに「買ってよかったな」と思いますね。本当にお気に入りです。


「牛乳屋さん」のこだわり。地元で取れた牛乳をふんだんに使用


ーーパッケージもそうなんですが、個人的に白バラコーヒーの味が大好きで。初めて飲んだときは感動したのを覚えています。

中林:これはコーヒーだけではないんですが、全国一の乳質の良さにこだわっていて、とにかく良い牛乳を使っているのが第一にあります。

あとは無駄なものが入っていないのもポイントです。香料やカラメルなどを使わず、みなさんのご家庭にもあるような原料でつくっているので、シンプルなおいしさが受け入れられているのではと思います。

竹歳:あとは鳥取県産の生乳を70%使用しているところもこだわりです。コーヒーの味を楽しみながら、牛乳コクや甘みもしっかり味わえるんです。


竹歳:なので牛乳嫌いの方でもおいしく飲めると好評で、幅広く愛していただいてます。

飲みやすさが魅力で、学校の行事などでも出してもらっていて。運動会で子どもたちが飲んでいる姿をよく見ますね。




ーー他のメーカーとのコラボ商品も登場していましたよね。

中林:はい。2019年にカルビーの「ポテトチップス」との期間限定コラボ商品を販売しました。


ーー白バラコーヒーとポテトチップスって、全く想像ができないです。

中林:これはカルビーの「♥ JPN(ラブ ジャパン)」という、47都道府県の「地元ならではの味」を開発する企画で、鳥取県の味として白バラコーヒーを選んでいただきました。

異色なコラボになるので、白バラコーヒーの味とポテトチップスの味のすり合わせを何度も繰り返し、かなり試行錯誤して完成した商品です。

内部に限らず、お客様からの意見も分かれました。感想としては、甘じょっぱくて美味しいというコメントが多かったです。


あとは、同じ年に不二家の「カントリーマアム」ともコラボし、山陰地区のご当地カントリーマアムとして評判をいただいています。


ーーこちらは現在でも買えるんですね。甘いものとのコラボなので、間違いなさそうです。

竹歳:はい。


白バラコーヒーらしさのあるパッケージもウケて、発売当時はすごく話題になりました。


ファンの方がよく買っていただいたり、お土産の定番としても浸透しています。





「白バラ育ち」の職員たち

ーー味のおいしさとパッケージのかわいさが組み合わさって、ファンをひきつける魅力を生み出しているのかなと思います。職員の方々も「もともと白バラファンだった」という方が多いのでしょうか?

竹歳:そうですね。地元だと学校給食で出てくることが多いので「いつも飲んでいた牛乳のメーカーで働けるのはすごく嬉しい」とか、「普段飲んでいる牛乳が県内外問わず、どこで売られているのか知りたい」などの理由で入組を希望してくれる方が多いです。

私自身も鳥取の出身で、白バラで育ったと言っても過言ではありません。冷蔵庫には常に入っていますし。

自分自身が飲んできた商品だからこそ、おいしさには自信を持ってお客様へ届けられます。

白バラコーヒーは山陰地区のスーパー、関西や中四国地区のセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、関東の成城石井などで購入できます。

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