Twitterに投稿されたLINEのスクリーンショットが話題になっています。








投稿したのは漫画家のおたみさん。
友達から「特徴を手がかりにお父さんの似顔絵を描いてくれ」となかなかハードな注文を受けます。
滑り出しはよかったものの、だんだん様子がおかしくなり…。
最後にはロウソクのさされた立方体になるという、むちゃくちゃな似顔絵が完成しました。
友人は「マジでありがとう!!」と言っていますが…。ホントに?ホントに大丈夫なのかよ…。
この投稿について、おたみさんにお話を伺いました!
――「やりとりが全部ツボ」「最&高」とたくさんの反響がありましたが、どのように感じていますか?
普段の友人とのやり取りが褒められたようで嬉しかったです。
彼とは数年前に友達の友達という形で知り合ったのですが、彼は初対面のときからサービス精神に溢れていました。
居酒屋の店員さんがオシボリの個数を間違え彼の分が足りなかったのですが
「あ、僕はコレで拭きます」とハンガーに掛けられた自分のスーツで手を拭いていました。
「手は綺麗になったけど服が汚れたので僕単位ではプラマイゼロ」と笑顔で店員さんに言っていましたね。
――「誕生日プレゼントでしょ?」や「お父さん人間でしょ?」など戸惑いながらもご友人の指示に従ってイラストを完成させている様子がとっても面白いです!似顔絵を描いているときはどんな気持ちだったのでしょうか?
中世ヨーロッパでは美術家にパトロンがついていたそうですが、僕の場合も「キャバクラ」という現代の宮殿をご馳走して貰った立場でしたので。
ペンを握った瞬間、数年来の友人はパトロンに変化しました。
パトロンを喜ばせることは美術家の常ですのでまったく抵抗なく、逆に
「いかがでしょうか?」という作品でパトロンに問い掛けることが出来、とても充実した時間でした。
制作時間とキャバクラの1セット時間が同じだったことも運命を感じています。
――写真がない状態で、文字の手がかりだけで似顔絵を完成させているのがすごいです!なにかコツやポイントなどはあるのでしょうか?
僕は時々漫画を描いて原稿料を貰っているのですが、漫画の絵というのは記号でもあるので。
その記号のインプットの量が多かったお陰かもしれません。
格好つけましたが、手癖ですね。
手癖で描きました。
――その後、ご友人からお父さんの反応がどうだったかの報告はありましたか?
すごく喜んでくれたみたいです。
僕もそれを聞いて嬉しかったですね。
偶然にも四角く描いた似顔絵の縦横の比率が、彼が購入した額と一緒だったみたいで。
「ボクサーのヘッドギアみたいだったぞ」と自身の父親のことを嬉しそうに報告してくれました。
――「#無SHOCK」タグで実体験をもとにした漫画を投稿されていますが、ネタ集めはどのようにされているんでしょうか?
ネタ集め、という意識はそんなに無くて。
僕の友人は僕も含め無職が多いので。
皆、家で苦悩したりそれでもポジティブに自分の心を誘導したり脳内で七転八倒してるんでしょうね。
公園や居酒屋で話すと彼らのドリップされた言葉に会える。
キレがあるんです。
僕はそんな彼らの哲学をそのまま漫画しているだけなんです。
姉の 中年の僕の 部屋のノック。 #無SHOCK
日常で起こったことを漫画にしているおたみさん。落ち込んでいる時、おたみさんの漫画を見ると「フフッ」と少し元気が出てきます。
無職の友人が 無職の僕に 暖かい冬をくれた。 #無SHOCK
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