駅ナカコンビニのNewDaysが販売している、とあるおにぎりがSNSで話題になっています。
それがこちら。おにぎりシリーズ「スゴおに」の「お子様ランチにぎりました」です。
商品名の通り、エビフライやオムレツ、ハンバーグにナポリタンまで…お子様ランチの定番メニューをなんとおにぎりに入れたというもの。
インパクトの強すぎる見た目とボリューム感から、商品の写真とともに投稿されたツイートは12万以上の「いいね」を集め、2万回以上リツイートされました。
スゴおに」は今年の6月からスタートしたプロジェクトで、第一弾として発売された「のり弁にぎりました」も多くの話題を集めました。
どのようにしてこのような商品は生まれたのでしょうか。開発担当であるJR東日本クロスステーションの森さんにお話を伺いました。
ーー「コンビニおにぎりの常識を変える」というコンセプトのスゴおにですが、どのような背景で生まれたんでしょうか。
コロナ禍が続き気分が落ち込んでいる中、インパクトの強い商品を売り出すことで、少しでも明るい気持ちになっていただければなという想いで企画を立てました。
スゴおにを買っていただき、自宅や職場などで話題のネタになったらなと思っています。
あとは在宅ワークなどが進んだことで駅の利用者が減り、ニューデイズの売り上げも減少傾向にありました。ヒット商品を生み出すことで売り上げの増加に繋げたいという狙いもあります。
ーーSNS受けする商品だなと思ったんですが、そのあたりも狙っていたのでしょうか?
思わず写真を撮りたくなるような見た目に仕上げたものの、ここまでの反響は予想外でした。
スゴおにの開始当初は発売前から事前告知などに力を入れていて、リリース前からも「ニューデイズからすごいおにぎりが出る!」と注目をしていただいていましたね。
特に「お子様ランチにぎりました」がSNSでバズってからは各メディアからの取材依頼も多くいただいたりして、社内でもものすごく盛り上がりました。たくさん興味をもっていただいて、嬉しい限りです。
ーー「お子様ランチにぎりました」は、今までのおにぎりにないインパクトがありますが、こだわったポイントを教えて下さい。
ハンバーグ、エビフライ、ナポリタンなど…いろんな具材が盛りだくさん入っている点がこだわりですね。
食べる場所によって具材が変わるので、一口ずつ違うおいしさを楽しみながら食べ進められます。
袋を開けたとき、パッと目に留まるのはハンバーグ、ウインナー、エビフライ、オムレツで、その下にはポテトサラダ、ナポリタンが入っています。下の2つは、すき間からチラッと見えるという絶妙な配置にしました。どこにどの具材を置くかも、試行錯誤を繰り返してこのかたちになりました。
ーー中に入れる具材はどのように決めたんでしょうか。
「『お子様ランチ』というテーマで、どんな具材を入れたいか」という話し合いで出てきたものを入れています。
開発の中で調節や工夫をして、結果として出た具材は全ておにぎりの中に入れられました。
ーー「のり弁」「お子様ランチ」など、話題の商品が続くと、おにぎりのネタを考えるのも大変そうです。
普段からネットで好きな食べ物を調べたり、外食に行ってもお店のメニューを必ずチェックしたりと、色々な情報収集して、今も何かおにぎりにできないかを探し回っています!
今後は商品化する方法も、お客さまに参加して楽しんでいただく形もできないか検討しています。
ーー今までボツになったアイデアなどもあるんでしょうか。
いや…意外とないんですよね。ありがたいことに、今までつくりたいものは商品化できています。
私の作りたい気持ちを、協力していただいている会社様が商品に仕上げていただけるので、とても嬉しく、そして楽しくおにぎりを作っています。
ーーこれから登場する新作を教えて下さい。
11月には「のり弁にぎりました」がパワーアップして「チーズのり弁にぎりました」が登場します!冬にぴったりの味わいに仕上がっているので、お試しいただけたらと思います。
また、12月にも新作が登場します。「こんなのをおにぎりの具材にしちゃうの!?」と、驚いていただけるようなスゴおにに仕上がっているので、ぜひ楽しみにしていて下さい!