これは知らなかった…!カイロの「やってはいけない使い方」。揉んだらよく発熱するは間違いなんです!

    カイロ「桐灰(きりばい)」を販売している小林製薬の広報担当者に、カイロの正しい使い方や効率的な貼り方、温かさを長続きさせる方法などについて教えていただきました!

    さむ〜い時期に、わたしたちをじんわり温めてくれるカイロ。

    気になったので、「桐灰(きりばい)」を販売している小林製薬の広報担当者に、カイロの使い方について詳しくお話を伺いました!

    下半身が冷える方には「うさぎ貼り」がおすすめ!

    ーー下半身が特に冷えるのですが、カイロの効率的な貼り場所などがあれば教えて下さい。


    腰にカイロ3枚を貼る「うさぎ貼り」がおすすめです。


    背中の腰部分に、普通サイズのカイロを横向きに1枚、その上にミニサイズのカイロを縦方向に2枚貼るという貼り方です。ウサギの頭のような形になるので「うさぎ貼り」と呼んでいます。


    背骨をくるむように走る脊柱起立筋を集中的に温めてくれます。

    「揉んだらよく発熱する」は間違いだった!

    ーーカイロの効果を長続きさせるための効果的な使い方を教えて下さい。


    貼るカイロは、カイロ貼付部位をしっかり保温するよう、上に衣類を重ねたり、アウターを着たりするのがポイントです。


    貼らないカイロは外に出さないようにして、できるだけポケットの中で使うようにしてください。カイロが冷えるのを防ぐため、温かさが長持ちします。


    揉んで使用される方がいらっしゃいますが、よく揉めば早く温まるということはありません。外袋から出して数回振るだけで十分です。


    カイロ本体は、そのままでは空気を通さない特殊フィルムなので、片面あるいは両面に空気を取り込むためのミシン目が開けられています。


    その微孔から少しずつ空気が入るようになっているのですが、目詰まりを起こしてかえって発熱しなくなってしまうことがあります。


    貼るタイプも同じく、不織布面全体から酸素を取り込む特殊な素材を使っていて、中身の粉が片寄ってしまうので揉まずにご使用ください。

    用途に合わせて「貼る」「貼らない」を使い分けするのが◎

    ーー貼るカイロと貼らないカイロは、どのような場面や用途で使い分けるのがいいのでしょうか。


    貼るカイロ:カイロを手に持つことが出来ない状況で、ゆっくり長時間(14時間)同じ部位を温めたい時に使用ください。


    貼らないカイロ:お好みに応じて温める部位を選べます。また貼るタイプと比較し、温かさが24時間長く続くのも特徴です。


    桐灰カイロ(レギュラータイプ)の場合です。

    低温やけどを防ぐため、同じ場所には長時間貼らない

    ーー長時間貼るカイロを使用したい場合、注意すべきポイントなどを教えてください。


    長時間カイロを使う際に注意いただきたいのは、薄い下着や肌に直接貼らないこと、長時間同じところに貼り続けないこと、就寝時には使用しない事などがあげられます。


    低温やけどを防ぐため、熱すぎると感じた時はカイロを剥がしたり、1時間ごとに肌の調子を見ることなどもポイントです。

    有効期限の目安は2〜3年

    ーー防災セットにカイロを入れたいのですが、どのくらいの期間で交換するのがいいのでしょうか。


    使用するカイロによりますが、基本的には2~3年が交換の目安です。


    カイロのパッケージ等に有効期限が記載されているので、そちらを参考にしてみてください。

    カイロでぽっかぽかになって、さむ〜い冬を乗り越えるぞ〜🔥