「『ライク』と『ラブ』の違いって何?」恋愛上級者なお姉さまのアンサーがさすがすぎて感動した…

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。リスナーから寄せられた《ライクとラブの違いは?》という質問に、恭子さんと美香さんが回答した。

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。

    12月26日に配信されたエピソードの中では、リスナーから寄せられた《27歳男性、一度もお付き合いをしたことがない。ラブとライクの違いって?》というお悩みを紹介した。相談者の方に電話を繋ぎ、実際に会話をしながら叶姉妹の二人がアドバイスを送った。

    お便りの内容は、以下の通り。

    《「ライク」と「ラブ」の違いは?》

    《27歳男です。今まで一度も女性とお付き合いをしたことがなく、この歳になり、ふと人に恋をするという感情がわからなくなってきました》

    《知り合った女性に対して良い方々だなあと思うことはあるのですが、それはあくまでも「良い=グッド」であって、「ライク」や「ラブ」とは違うものだと思っています》

    《学生の頃には確信を持って恋をしていると思える場面があったのですが、そういった感情を抱くことがなくなってしまいました》

    《お二人の考える、「ライク」と「ラブ」の違い、そうなるための条件とは何でしょうか?》

    「叶姉妹のファビュラスワールド」

    spotify:episode:7v6P7dW24Vg1taEZhGKJb4

    お便りを読み上げた後、相談者に電話を繋いだ叶姉妹。相談者は改めて、「ライクとラブの違い」について叶姉妹に問いかけた。

    恭子さんはこれに対し、「(相談者は)とても誠実すぎる方なのでは」と自身の見解を語った。

    恭子さん「思うんですが、本当にカチッと、(相談者は)とっても誠実すぎる方だと思うんですね。それは(誠実)すぎるから悪いとか、(誠実)すぎるからとても良いとか、そういうことではなくて。多分、何でもカテゴライズ……要するにこれを個別に分けなきゃいけない。この文章でもそういう風なことの人生観があるように感じるんですが、どうですか?」

    恭子さんのコメントを聞いた相談者は「まさにその通り」と、恭子さんの鋭さに感心した様子を見せた。

    相談者さん「まさにその通りだなっていう……。人に出会ったときとかも『こういう感じの人なのかな』っていうのを自分の中でイメージづけてしまうっていうところはありますね」

    ここで「自由に考えている人生のほうが楽しく過ごせる」と助言を送る恭子さん。このままだと相談者は「恋の罠にかかりやすい」とも指摘した。

    恭子さん「それはね、騙されやすいですよ。だから、もっと自由に、もっと広く。今(の相談者)は、お馬さんが前しか見ちゃいけないように、カバーをされているでしょう、目に。あのような感じになってるのを、自分でしてしまっているので、360度、最低限度180度見えていない」

    「だから、自分が見たいものしか見なくていいんですが……それは私(のこと)です。かといってそれは、私は正直に言いまして、別に誰かと会ったからといって、明日も付き合うなんて決めてもいないし、長く付き合おうなんて決めてもいない。たまたま長く付き合うことになったら、それはそれでいいとか、とても自由に考えている人生のほうが人生は楽しく過ごせますよ」

    「これはあくまでも私のことです。だから、そうしたほうがいいですよって勧めてるわけでもないんです。でも、(相談者のようにしていると)早かれ遅かれ騙されるというよりも、自分が罠にかかりやすい。恋の罠です。甘い罠だからこそ、反対にかかりやすいですよ」

    恭子さんは、「罠にかかりやすい」と語る根拠について、下記のように続けた。

    恭子さん「なぜかと言うと、自分自身が思ったことをその方に当てはめていくから、本当のその方ではないことが多いはずなんですよ。これは悪いことではなくて、男性も女性も、相手に対して自分をもっと良く見せたいって思って、そういう風に振る舞うじゃないですか」

    「私のように、誰に嫌われようがどうでもいいと思って、なんでも振る舞ってるような状況ではないはずなんですね。ほとんどの方が、もっと言うと私以外の方は、良い意味でも悪い意味でもちゃんとお気遣いしますでしょうし」

    相手が自分を良く見せるために、最初の段階では誠実な振る舞いをしていても、だんだんとお互いをわかり合っていくと、それが続くとは限らないと恭子さんは語る。

    恭子さん「それは全然悪くないんです。それが向こう様の恋心とか、良いように見せたいとかではあるんですよね。でも、あくまでもそれは最初の頃であって、だんだん知り合ってお互いにわかり合って、だんだんと飽きっぽくなってきてってなると、それが同時進行なわけではないはずなんですね」

    「だからそうすると、こちらの方がすごく熱を上げているときに、女性はもうすでになんとなくおざなりな感じの態度をしてしまっているとかね。そんなことも全然普通に考えておいたほうがいいと思うんですよね」

    これまでの恭子さんの話を受けて、美香さんは「ライクとラブはきっちり分けなくてもいいのでは」とコメントする。美香さんの言葉に続けるように、恭子さんは「曖昧だからこそいいときがある」と付け足した。

    美香さん「私的にはライクとラブっていうのは、きっちり分けることはなくていいのではないかと、カテゴライズしなくてもいいのかなと思ったりしますし、もっと曖昧な、ふわーっとした」

    恭子さん「曖昧だからこそいいときがある。美しさも曖昧ですし。誰かによって『これは美しいものだ』って思えるものも、誰かによっては『ううん、これは全然美しくないものだ』と思うこともあったりとか。美しさと、好きとかラブとか、そういう風な気持ちっていうのは曖昧だからこそ素晴らしいと私は思ってるんですね」

    最後に相談者は、叶姉妹の二人へ向けて「いろいろ考えがまとまりがついた気分がします。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、回答が締めくくられた。