「幸せなのに何か足りない…」「夫か、他の男性か?」お姉さまのアドバイスが冷静で的確だった…!

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。リスナーから寄せられた《夫以外の人とやり取りをしているのが後ろめたい》というお悩みに、恭子さんと美香さんが回答した。

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」の新エピソードが、11月22日に配信された。

    番組内でリスナーから寄せられた《人生に何か足りなさを感じ、夫以外の人とやり取りをしている。それが後ろめたい》という相談に、恭子さんと美香さんが回答した。

    お便りの内容は、以下の通り。

    《私は生育環境に恵まれ、喜ばしい友人と家庭があり、経済的に困窮したことはなく、定期的に楽しい出来事も待ち受けており、家庭とは離れた自己探求の術もあり、おそらく、客観的には大変幸せな人生を送っています》

    《しかし、明確な言葉は見つかりませんが、その人生の中に何か足りないと感じる穴が常にあるのです。私はその穴を、夫以外の人とのテキストでのやり取りで埋めています》

    《恭子様の「自由でいいのよ」というお言葉には、他者へ迷惑をかけないという前提がありますが、婚姻関係を結ぶ夫、そして子どもがいる私は、その前提を破っています。夫か、他の男性かという二択問題への答えは、婚姻関係を解消するか、プラトニックとは言えども、後ろめたい関係を解消するかです》

    《そんなことは自分で選択すればいいですよね。でも、私はこのような状況に果たしてお二人は陥ったことがあるのかな、と疑問に思い、お二人のお言葉を聞きたくてご連絡差し上げてしまいました》

    《お二人は、他者へ迷惑をかけないというポリシーを侵略したとしても、自分の欲求がそのポリシーを上回るような状況に陥ったことがありますか? もしなければ、そのような状況を予期して、回避したことはありますか?》

    「叶姉妹のファビュラスワールド」

    embed.spotify.com

    これに対しまず、叶姉妹が大事にしているポリシーである「人様には絶対に迷惑を掛けないこと」について、恭子さんは以下のように語った。

    「人様のためにだけではなく、自分たちが自分たちとして生きる人生として、当然のごとく守ること。それをもし破ってしまったら、多分砂となって消えてしまうんだと思います」

    また、相談者については、内容からして「本当は重要視しているわけではないのでは」と見解を述べた。

    「おそらくこの方はとても、きちっとしている。とてもきちっとしてらっしゃって、文章もとても知的な感じで書いてらっしゃるので、私が思うのは実際には、テキストだけのやり取りの方とも、そういう自分自身の後ろめたさをうまく楽しんでらっしゃる。だから、反対を言うと、本当は重要視しているわけではないんではないかと私は思いますね」

    続けて相談者が後ろめたく思っている「他の方とのテキストのやり取り」は、「ドラマを見ていて、俳優をステキだと思う」と同じようなことなのではないかと恭子さんは語った。

    「よくある風景ですが、ドラマとか何かを観ていて、『ああすごくステキだな』って、思いながら観ることは別に、ご主人にお話しする方も、自分だけの楽しみとして楽しんでらっしゃる方も(いる)。もちろんご主人だって、『この子かわいいな』とかあるじゃないですか。だからその範囲のことの、要するにテキストで楽しめるくらいのことなんではないですか?」

    「それはもうご自身が、決められることであって、もうわかっていると書いてらっしゃるわけですから。そんな細かいことなんて、吹けば飛ぶようなことですよね」

    お便りの内容にあった「他者へ迷惑をかけないというポリシーを侵略したとしても、自分の欲求がそのポリシーを上回るような状況に陥ったことがあるか」という質問については、「ない」と即答した。

    「ないですよね。多分、思ってらっしゃる内容も違うと思うんですよね。侵略って言うとどうしてもダース・ベイダーとか何か、そういうね。そういう風な悪い感じがありますけど、そんなことではないんですよね」

    お便りの中では「夫と他の男性とのやり取り」を天秤にかけている様子だが、そもそも比べる問題でないことは、相談者自身がわかっているのでは、と叶姉妹の2人は指摘する。

    「愛とか、そういうことに関して、この方がご主人とテキストの方っていうような」(美香さん)

    「比べる問題でもないことぐらいは、ご自身がわかってらっしゃるわけじゃないですか。会ってもいないわけですから。全然そこに何か悪いことがあるという風に、ご自身だけが後ろめたさを感じて、後ろめたさを楽しんでらっしゃる。だってそうじゃないと、なんとなくその、今言ってらっしゃる意味が、違った意味でわかんないじゃないですか」(恭子さん)

    会話の流れで美香さんは、恭子さんのエピソードを例に、「人を愛する気持ち」を話題にあげた。

    「よく雑誌のインタビューとかで、『恭子さんはどんな恋愛を……』とか、『どういう風に愛するんですか』って聞かれることがあると思うんですが、お姉さん自身は本当に人を深く愛したことがないっていうのは、ブログとかでも話をしたりとか」(美香さん)

    (以下恭子さん)「私自身は、本当に人を深く愛したことがないんですよね。だから、最近で言うところの、“焦がれる”というインタビューがあったんですが、私は“焦がれる”こともないんですよね」

    「おそらくですよ、環境的には、そういうことがたくさん日常的にあるから、自分からそういう気持ちになれる余裕がないというか」

    「私自身が私を作品として慈しんで愛しておりますから、それを上回ることなんて絶対にないんではないかと思いますね。またそれと愛は違うかもしれませんが」

    美香さんは最後にこんなコメントを残し、回答を締めくくった。

    「自身が作品として自信を愛している、というか慈しんでいるというか。それは、本当に私は真似できないところではありますので。ありがとうございました」