叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
11月21日に配信されたエピソードの中では、リスナーから寄せられた《叶姉妹が考える「色気のある女性」とは?》という質問を紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。
お便りの内容は、以下の通り。
《お二人が考える、色気のある女性とはどのような女性でしょうか?》
《私は、憧れの叶姉妹のお二人の落ち着いた声のトーンにいつも癒やされております》
これについてまず、「色気というのは日本だけにしかない言葉」だと、美香さんと恭子さんはコメントした。
「色気って、日本と欧米とか、国によって全然違いますよね」(美香さん)
「欧米などは、色気という言葉が訳しづらい。単にセクシーとかそういう風なものではないことだと私はそう思ってるんですね。でも、安直に簡単にってなってくると、『セクシー』ってなっちゃうんでしょうけど。色気というものは、日本だけにしかない言葉」(恭子さん)
続けて、恭子さんが考える「色気とは」について、以下のように語った。
「知性が脳の中で分泌されて醸し出すものが色気につながると思います。だから、例えば肌をはだけるとか、そういう風なことでは決してないと、私は思いますけどね。これはあくまでも個人的な考え」
色気の代名詞として使われる「うっふん」という言葉があるが、叶姉妹にとってはまったく異なるものなのだそう。
「よく言われる“うっふん”とかあるじゃないですか」(美香さん)
「決して“うっふん”じゃないのよね」(恭子さん)
「だからグラビアとか、写真撮影とかであるものの中では、日本人の女の子たち、もしくは女性の方たちが撮られている自分の表情は、少なくとも“うっふん”なものが多いですよね。だから、なんて言って良いんでしょうね……」(美香さん)
「うっふん」に感じる違和感の正体として、この言葉に「媚び」を感じるからなのではと、恭子さんは分析する。
「媚びとはまた違うんですか?」(美香さん)
「媚びですね。だから、若干の媚びが色気にはちょっと付きまとうもの。なぜそうなっちゃうかと言うと、自分自身が肉体を差し出す以外のものに対してそんなに自信がないから、そこにくると思いますね」(恭子さん)
この話題に関連して、恭子さんは自身たちのファッションに向けられる意見について言及する。
「よく私たちのドレスを見て、ファッションというものをすごく深くご存知ない方とか、漠然とそういう(媚びている)風に見られる方もあるかもしれないですけども、それはあまりにも違っていて。例えばカンヌとか……」(美香さん)
「文化が違うから、別に私たちが四の五の言わなくていいのよ」(恭子さん)
「四の五の言わなくていいんですね。……でも、向こうの方から私たちのドレスに関して、『そのドレスはあそこのじゃない?』『こうなの? ああなの?』って質問されるじゃないですか。そういうことっていうのは日本ではないですもんね」(美香さん)
最後に恭子さんが、「叶姉妹のファッション」に対するポリシーを語り、回答を締めくくった。
「単に露出してるだけと思ってらっしゃる方がほとんど。でもね、私たちから言うと、反対に私たちの体型でないと、(ドレスの)長さが……例えば、フルレングスは後ろを擦ってますよって言っても、別にこれは擦ってていいもの。むしろ擦らなきゃいけないもの。そういう風なものだっていうことすらも日本の状況ではわからないこと」
「あとシースルーのものも、もはやコンプライアンスとかいろんなことがあるので、私たちもかなり気をつけていますが。少なくともシースルードレスは、私は昔から好きで、なおかつ私たちはもっとも早くから日本でシースルードレスを着ていたという歴史がありますよね。だけどシースルードレスは決して色気かどうかっていうのは、私たちはそうは思ってない。あれは堂々と着なければカッコ悪いものなんですよね。だから恥ずかしそうに隠しながらなぜそんな(まとうのか)。そういうことなんですよ」