「気軽に話せる友だちがいません…」悩む女性にお姉さまが送った言葉が説得力ありすぎた

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。リスナーから寄せられた《気軽に話せる友だちがいない》という相談に、恭子さんと美香さんがアドバイスを送った。


    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。6月6日に配信されたエピソードの中では、リスナーから寄せられた《気軽に話せる友だちがいない》という相談を紹介した。相談者の方に電話を繋ぎ、実際に会話をしながら叶姉妹の二人がアドバイスを送った。

    お便りの内容は、以下の通り。

    《私には気軽に相談やお話をする友だちがいません。昔からコミュニケーションは苦手ではなく、その場で仲良くしたりお話したりはできるのですが、長く友だち関係を続けるのが苦手です》

    《友だちと遊ぶよりも母や姉妹と遊びに行ったり、わざわざ連絡を取り合って待ち合わせしてというのが面倒に感じてしまうのです》

    《でも、ふとした時に誰かと会いたくなる自分もいます。長く友だち関係を続けるというのはもう今からでは遅いのでしょうか?》

    《お二人は親友というようなお友だちはどのように関係を築いてこられましたか?》

    「叶姉妹のファビュラスワールド」

    spotify:episode:4eGQBvUdpLY75TC1hkA2kV

    「気軽に喋りたいという方とは違うのかなと」

    美香さんはまず、相談者の方に「お話をする方がまったくいらっしゃらないのか」と尋ねた。

    これについて「気軽に『今日何かあったよ』とか話せる、連絡先を知っている相手がいないっていう感じです」と答える相談者。

    続けて恭子さんが「(話せる友だちがいないことについて)どれほどのストレスを感じているのか」と質問したところ、相談者の方は以下のように回答した。

    「もともとそういうのは感じてなくて、一人でもと思っていたんですが、子どもができて、幼稚園とか行くとお母さん同士でランチに行ったよとか、そういう話を聞くと、『そういうのをしないといけないんだな』っていうプレッシャーというか。そこで子ども同士が仲良くできるというのを聞くと、モヤモヤしてしまう」

    この発言に対し美香さんは、恭子さんが以前発した「友だちについての格言」を引用し、相談者の方へ言葉を送った。

    「ご自身がどなたかと喋りたいとか話したいとか、そういうような『友』というワーズというのはすごく幅があって、姉がよく格言でお話しているのが『友という存在』という格言があるのですが……」

    「感じたことを素直に言ってくれる飾らなさと、自分の価値観を押し付けない態度とを持って接してくれる存在が私の考える友だちというものです。そしてたとえ会えなくても、いつもその愛あふれる心に支えられていると感じることはとても幸せなことです」

    「その『友』という存在と、おそらく(相談者の方が)思っている、気軽に喋りたいという方とは違うのかなと思ったりしたのですが……」

    「人様と関わり合いを持つってことは、いろんなリスクや覚悟も必要」

    恭子さんは友だち関係を「木」に例えて、相談者の方が求めていることは「葉っぱしかない話」ではないかと指摘した。

    「友を木だとしたならば、根っこがあって、その根が張り巡らされて長くあって、その上の方に行って葉っぱのぐらいのところで『今日はこうだったの』って言いたいような感じ」

    「葉っぱしかない話かもしれませんよね。さっきの目撃された『今日は何したんだよ』っておっしゃってる、お母さん同士でお話をされている方々は、かりそめの姿かもしれませんよね。帰ったらその方の悪口言ってるかもしれませんしね」

    「だから人様と関わり合いを持つってことは、自分自身の寂しさを埋めるだけではなくて、いろんなリスクや覚悟も必要ということだと思いますね」

    影で悪口を言われるだけではなく、最悪の場合は何かの犯罪に巻き込まれるケースもあるのでは、と「むやみに友だちをつくる危険性」についても言及した。

    「対相手があることなので、自分と同じ気持ちでいるということは絶対にあるかどうかというのは難しいことで、それこそ影でまた悪口を言われたりとかすることもある可能性もありますし。お付き合いを広めていけばいくほど」(美香さん)

    「悪口どころか、それくらいだったらまだしも、何かの犯罪に関わっている方も、わからないぐらいの時代になってきましたから。お子さん方のためにも、ご自身のためにもいろいろと気をつけた方がいいですよね」(恭子さん)

    叶姉妹の2人は、「かりそめの友だちという関係性を追い求めるよりも、家族との時間を大事にした方が最終的に自分自身のためになるのでは」と自身の考えを語った

    「かりそめの『今日何があったね』って言うぐらいのお話をするお友だちをつくるということに一生懸命になるよりも、お子さんたちにもっと……」(美香さん)

    「愛情を差し上げると、反対に充実して最終的にはご自身が『こうしておいて本当に良かったな』って思える日が絶対にあると思いますよ」(恭子さん)

    最後、美香さんから「ご参考になりましたでしょうか?」と声をかけられた相談者の方は、「もちろんです、ありがとうございます」と満足そうに答え、お悩み相談が締めくくられた。