「彼から『距離を置きたい』と言われてしまった…」期待を残す彼。お姉さまのアドバイスが的確すぎて心が痛くなる…

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。リスナーから寄せられた《彼から距離を置きたいと言われてしまった》というお悩みに、恭子さんと美香さんがアドバイスを送った。

    叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」の新エピソードが、4月18日に配信された。

    番組内でリスナーから寄せられた《彼から距離を置きたいと言われてしまった》というお悩みに、恭子さんと美香さんがアドバイスを送った。

    お便りの内容は、以下の通り。

    《お付き合いをしている一つ年下の彼から、最近「好きかわからなくなってしまった。でも、あなたの笑顔や一緒にいることは好きで、嫌いになったわけじゃない。とても大事な存在で、大切なんだ。だから別れるとかそんなことはできない。少し距離を置いて考えたい。一人の時間がほしい」と言われました》

    《彼が大学やバイトで忙しくなかったほんの一週間前までは、私のことが好きだという気持ちがあったようです。彼はこんな気持ちが初めてだったようで、気持ちがわからなくなってしまったことが申し訳ないと泣きながら私に抱きついてきて、上手く呼吸ができないほど泣くのです》

    《私はびっくりしてしまいましたが、いつも人に対してあまり感情的になったり、自分の気持ちを自分から伝えることをしない彼が私に泣くという感情を見せてくれたことが嬉しく、前よりも好きになってしまいました》

    《ここ3ヶ月近く、彼は私の家に居候しており、半同棲のような関係になっていたので、私といることが当たり前で慣れてしまったのではないかなと思います》

    《また、最近はお互いに忙しく、デートにも行けず、お互いのイライラをぶつけてしまっていました。彼は人とのコミュニケーションが得意な方ではなく、家族ともあまり上手くいっていないようです》

    《基本一人でも楽しめて、自分の時間も大切な人で、趣味も多いので、私と離れている時間に好きなことをしたいと言われました。彼は、私にも一人の時間を大切にしてほしい。お互いに自分の時間を大切にして元気になってまた会おうねと言ってくれました》

    《ハグもして、たくさんキスもしてくれました。2週間後の記念日と彼の誕生日は一緒に過ごそうとなったのですが、私は彼が一人の時間の間に、私のことを忘れて、やっぱり一人がいいと言い出すことが怖いと思ってしまうのです》

    《恭子さん、美香さんだったらどう考えますか? 彼がただ、少し好きとか恋愛とかに疲れてしまっただけで、私自身は自分の時間を大切に生きて、彼と会うときは元気に楽しくいればいいやと思うのですが、2週間後に会う時に、なんと言われるのか不安な気持ちがチラついてしまいます》

    《こんな時、前向きに気持ちをラクにする方法など教えていただきたいです》

    「叶姉妹のファビュラスワールド」

    embed.spotify.com

    お悩みに対して、恭子さんはまずお相手の彼について、ヤドカリに例えて見解を述べた。

    「単に、彼はヤドカリ人生なんじゃないの。ヤドカリって、中身ね。自分の体が大きくなってくるでしょ。で、ちょっとキツイなと思ったら、もうちょっと心地よい貝を見つけて、そこの貝に自分の体だけをトコトコって行って、入っていく」

    「だって、彼は今彼女のところに住んでて、居候でしょう? 居候人生っていうのは失礼だから、ヤドカリ人生」

    彼は彼女を傷つけないように嘘をついているわけではなく、単なるプロセスの一つに過ぎないと、恭子さんの持論を語った。

    「この彼女を傷つけないようにするための……」 (美香さん)

    「傷つけないようにとかじゃなくって、自分が次の貝に移る、単なるプロセス」(恭子さん)

    続けて、相談者が期待している2週間後の予定も実現しないのではと予想した。

    「ということは、2週間後に会おうねっていうのは」 (美香さん)

    「そんなのあるわけないじゃないの。あったらいいねということでしょうね。(はっきり別れの言葉がないのが)ヤドカリなのよ」(恭子さん)

    恭子さんは、自分の前で見せる彼の姿がすべてではなく、もしかしたら彼のことをほとんど知らないのではないか、と指摘した。

    「『人の前で泣いたこともないのに』って言ってるけど、そんなに普段の様子を彼女が知ってるわけじゃないわけでしょう? もっと言うと、彼のことほとんど知らないんじゃないの? 本当は名前も違うんじゃないの」

    「だからそこで、どうなのああなのって聞かれるのが煩わしいから、とりあえずすごく泣いて、たくさんハグをしてたくさんキスをして、それでさようならって言わないのよ」

    恭子さんは繰り返し、「はっきり別れの言葉を言わず、期待をもたせるのはヤドカリ人生のプロセスの一つ」だと回答する。

    「この方の書き方であれば、彼女にとってはとても大切な日だと思っている2週間後は、当然あると思って書いてるわけじゃないですか。でもそれも、プロセスの一つなの」

    「なぜかと言うと、その2週間後っていうことに期待をちゃんと持たせてるから、煩わしいようなことに発展しないと思ってらっしゃる男性じゃないの。最近はそういう方多いんじゃないですか?」

    恭子さんの見解について、「新しい発見だ」とコメントする美香さん。恭子さんから意見を求められ、自身の考えを語った。

    「なんか新しい発見です」(美香さん)

    「え? 普通でしょう。だったら、反対に美香さんの考えを教えて」(恭子さん)

    「2週間っていう期間で彼女に対して、思いやりとかそういう気持ちで別れたいと言えなかったから、2週間後には『もう会うことはない』とか『会えない』とかになっちゃうのかなと思ったりしたんですけど……」(美香さん)

    最後に恭子さんは以下のように発言し、アドバイスを締めくくった。

    「ふ〜ん、そうなんだ。私の言ったお話は、あくまでもヤドカリのお話ですから。あともう一つは、私個人の見解でございます」