叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
1月16日に配信されたエピソードの中では、リスナーから寄せられた《嫌なことがあると、感情をコントロールできない》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。
お便りの内容は、以下の通り。
《私は、結婚して5年が経つ47歳の女性です。私のとてもいけないところなのですが、思ったように事が運ばなかったり、嫌なことがあると、イラッとした感情をコントロールできずに機嫌が悪くなってしまうことがあります》
《瞬間湯沸かし器なのです。すぐに落ち着くのですが、一緒にいる旦那さんは当たり前ですが、それを見ているだけで嫌な気持ちになってしまうそうです》
《どうしたらこういうときに自分の感情を抑えることができるのでしょうか? 私自身も嫌な気持ちになりますし、どうにかして治したいと思っております》
《お考えをお聞かせいただけたらありがたいです》
恭子さんはまず、お便りの内容について「どなたでもあり得ることなのでは」とコメントした。
「まあでもね、今おっしゃっているようなことは、どなたでもあり得ることで、その度合いによることなんじゃないですか?」
続けて恭子さんは、相談者の夫の嫌な気持ちが積もり積もってしまった場合のことをしっかり想像することが、感情を抑えるための一歩なのではと助言を送る。
「(夫が嫌な気持ちになるということも)ご本人は理解していらっしゃるわけでしょう? で、それが積もり積もったら離婚になるわけよ。どうしたらって、それ(積もり積もってしまった場合)をもっと理解して、離婚になっちゃってもいいのかなってことを先に考えて」
「結婚しているってことは、少なくともベーシックなこととしたならば、一緒に過ごしてともに人生を生きる。絶対的にそういう形かどうかは別として、結婚していらっしゃるんであれば、おふたりなわけですから」
「それをもうちょっと考えてもそう(怒りやすい)なのであれば、自分で知ってらっしゃることを、もう少しぬるま湯にしたらいいんじゃないですか?」
この「ぬるま湯」とは、相談者が言っている「瞬間湯沸かし器」に掛けているのだそう。
「瞬間湯沸かし器とおっしゃってるけれど。ティファールだって、何度って決めてるでしょう? だからそれをもともと設定しておけばいいのよ」
美香さんはここで、恭子さんが過去に発した格言を引用して、相談者へ言葉を送った。
「私はこのお話を聞いて、お姉さんの大好きな格言の1つなんですが、『1拍置いて考える力』。これってよく番組でもお話させていただいているんですけど、今日も読ませていただいてもいいですか?」
《1拍置いて考える力。自分の中で受け止めた言葉を溜めて、1拍置いて考える力なんと言われても、自分は自分というスタンスが柔軟でしなやかであるためには、自分の中に余裕が必要です》
《自分の中で受け止めた言葉を溜めて、1拍置いて考える力。苛立たしさをむしろ好奇心に変換して、その言葉のありようを眺められる力が確実にあなたを頼りがいのある自分にしてくれるのです》
「やっぱり、余裕があるから1拍置いて考えられると思うので、湯沸かし器になりそうになったときに、1拍置こうという余裕を持たれたらまた違うのかなと思ったりするのですが」
美香さんのコメントに続けるように、恭子さんは「こうやってお便りを出されている時点で、ご自身でもある程度わかっている」と見解を述べた。
「こうやってお便りを出されて、私たちもお話をしていて、それを聞いて『ああ、そうか』って、自分もある程度わかっていることだと思うんですよ」
「だからそれを人様からそういう風に言われて、『そうではないでしょうか』って話を聞いている時点で『あ、そうなんだ』ってもう一回改めて知ることも、その方にとっては少しは改める、もしくは改めたくない人生もあるんです。だからご自身が『私はそれでいいんだ』と、瞬間湯沸かし器でよくって、夫は我慢すればいいんだと思ってらっしゃる方もいるかもしれません。それはご自身の選択だから、私たちが四の五の言う必要はないんですよ」
最後には2人のこんなやり取りで回答が締めくくられた。
美香さん「でもこの方は自覚してらっしゃって、どうしたらいいでしょうかという風に思っていらっしゃる時点でもうわかっていらっしゃるんですよね」
恭子さん「わかっていらっしゃる、はい」