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「苦労してる」のは偉いこと?Twitterに投稿されたマンガに共感の声「そう言える先輩になりたい!」「めっちゃわかります」

苦労の押しつけをするより、楽チンで誰も苦しまない方法を探すほうが、ずっといいんじゃないですか?

Twitterに投稿された「『苦労』について、先輩が気づかせてくれたこと🌼」というタイトルの漫画が話題になっています。

「苦労」について、先輩が気づかせてくれたこと🌼

作者は漫画家の竹内絢香さん。漫画について、お話を伺いました。

ーー投稿には「そう言える先輩になりたい!」「めっちゃわかります」などの共感コメントが寄せられていました。多くの反響があったことについて竹内さんはどのように感じていますか?

竹内さん(以下、竹):皆さん、大変な思いをしながらお仕事されているんだなぁと感じました。

私は凄く素敵な先輩に恵まれて、沢山助けて頂いてきたので、私が楽になった感じが、少しでも伝わっていればいいなと思います。

ーーいっぱいいっぱいになっている会社員時代の竹内さんに、今の竹内さんならどのように声をかけますか?

竹:やることやったら、無駄に悩むのをやめよう!肌が物凄く荒れるよ!です笑。

ーー苦労をありがたがる文化って、学生から社会人まで共通して根付いてしまっていると思います。竹内さんはこのような「苦労至上主義」がどのように変わっていけば良いと思いますか?

竹:私自身が「お金を稼ぐためには嫌な思いをしなきゃいけないんだよ」と言われて育ってきたので、我慢して当然とか、我慢している方が偉いという考え方をしてしまってきたんですが、全然そんなことないんですよね。

苦労や我慢それ自体は、しなくていいなら、誰もしないで済む方が幸せだなと最近考えています。

「昔からそうだった」とか「みんな我慢してるし」で流してしまうのではなく、楽チンで誰も苦労しなくていい方法を探していけたらいいなと思います。

ーー竹内さんが投稿している「日々の考え」漫画では、「日常にありふれているちょっとした悩み」を取り上げています。竹内さんはどのようにしてご自分の「ちょっとした悩み」に向き合っているのでしょうか。

竹:私は物凄く心配性で、悩まなくていいことまで悩んで生きているのですが…笑。

こうして漫画にするために状況を整理して、誰かに伝えるつもりで言語化することで、悩みに向き合っている感じです。毎回、描いていることが全部実行できているわけではなくて、自戒を込めながら描いています。

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ーー漫画を描く上で竹内さんが気をつけていることはありますか?

竹:分かりやすいことを第一に、絵柄や色遣いもストレスなく読めるものになるよう心掛けています。

また、悪いことにはNOと言いますが、異なる価値観や違う考え方を否定したり、優劣をつけたりして、誰かを傷つけるようなことがないよう、毎回細心の注意を払って描いています。

その上で、私の困った~とかホッとした~といった気持ちをそのままに伝えて、読んだ人が共感して楽しんでいただけるものになっていればいいなと思っています。

ーー今後描いていきたい漫画のテーマなどはありますか?

竹:「読んだら気持ちが軽くなる」コミックエッセイは引き続き描いていきたいなと思っています。今までは悩みに寄り添うようなものが多かったと思うので、もう少し、楽しく元気が出る内容のものも描いてみたいです。

また、もうずっと創作漫画がお届けできていないので、そちらも気合いを入れ直して取り組みたいと思っています。大好きなイギリスが舞台の漫画を描きたいです。

竹内さんは毎週金曜日に漫画を更新しています。気になった方はぜひTwitterをフォローしてみてくださいね。

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