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悩む少年を勇気づけた、お姉さんの言葉に共感の声「ホッコリしました」「素敵です」

いま、なにか悩んでいたり、つらい気持ちになっている人へ。このマンガを読んだら少し心が軽くなるかもしれない。

ちょっと見方を変えるだけで、世界が大きく広がる。

そんなメッセージを伝えてくれるマンガがTwitterで話題になっています。

世界を広げるには、勇気を出してドーナツをかじればいい。ヒトの視界をドーナツに例え、少年を勇気づけたお姉さん。

このマンガが投稿されたツイートは2.5万以上のいいねを集め、「ホッコリしました」「素敵です」など、多くの共感コメントが寄せられました。

作者はマンガ家やライターなど、様々な創作活動をしているまるいがんもさん。

このマンガについて、お話をお伺いしました!

ーーこの物語は、どんな背景から生み出されたんでしょうか。

まるいがんもさん(以下、まるい):僕ネタは思いついたときに常にメモとして残しているのですが、このマンガの元になったのは別々の2つのメモでした。

1つは近所のミスタードーナツの前を通ったときに思いついた「ドーナツの穴から覗く世界って何か変わるのか」。2つは僕が以前から思っていた「歳をとってからの方が意外に楽しい」です。

ーーその2つが組み合わさってこの物語が出来たんですね。

まるい:そうなんです。お風呂に入っているときにふっとなぜかこの二つが結びついて、頭にすーっと話が浮かびました。

それを忘れないよう、すぐにネームを描いたんです。

いつもはうんうんと悩んだり考えたりするんですが、これは全く悩まなかったです。描いたネームからもほぼ修正もしていません。こんなの年に一回あるかどうかですね……。

ーーお姉さんが言った「その気になれば、世界が広がるんだ」という言葉には不思議な説得力がありました。

まるい:僕自身、「あれやりたいな〜、あそこに行きたいな〜」なんて思うことは多いですが、なかなか行動に移せないことが多くて。

でも、勇気を出していざやってみると一気に知識や体験が増え、視野も広がったりと、いいことが多いんですよね。そんな自分自身の気持ちをこのセリフに込めました。

ーーこの物語の登場人物を「お姉さん」と「少年」にしたねらいはありますか。

まるい:ここは特に狙いはありません。思いついたときにもう少年とお姉さんというのは頭にありました。今思うとお姉さんをおじさんにしても面白かったかもしれませんね。

ーー投稿へ数多くの反響が寄せられたことについて、どのように感じていますか。

まるい:描いたときはそんなに多くの人に読んでもらえるとは思っていなかったので余計に嬉しかったです。

ーー優しい絵のタッチも、このマンガが人気を集めた要因なのかなと思います。

まるい:シンプルでスッキリした絵の方が好みなので、そうなれたらいいなと思っています。

しかし僕の中で頭で思っているように絵が表現できていないのが現状ですね。ずっと数を重ねて練習をしています。

ーー自分が今いる場所だけが世界の全てだと思いこみ、この少年のように悩んでしまうことがあると思います。そんな時、まるいさんならどうしますか。

まるい:僕の場合はやりたいことリストを作って、自分の現状を見つめ直します。

あとはいつもと違う道を通るとか、普段であれば家から出ない週末にどこかへ行くとか。

めんどくさくて小さいことでもやってみるとそこから何かが広がっていくきっかけになるかもしれませんね。

まるいがんもさんは「主に日常のささやかな出来事」をテーマにTwitterべマンガを投稿しています。

あのシングルCDのパキッて折るのは一体何だったんでしょうかね… #コルクラボマンガ専科 #1Pマンガ

気になった方はぜひまるいさんのアカウントをチェックしてみてくださいね。