Twitterに投稿された『不器用な男の子』というマンガに多くの反響が寄せられています。
【創作】不器用な男の子 #創作漫画




この漫画について、月本さんにお話を伺いました!
ーー「尊い過ぎます」「とても素敵でした」など読者からたくさんの反響が寄せられたことについて、どのように感じていますか?
この漫画は去年描いたもので、その時もツイッターに投稿したのですが、以前投稿したときよりも多く反応いただいて驚きました。
最近フォロワーさんが増えてきていたので過去の漫画をリツイートしてみようと思い、それで以前の投稿を読み返したのですが、あまりの雑さに描き直したくなってしまって、ちょっと修正して色を塗ったものを改めて投稿したんです。
描き直したのが良かったのか投稿した時間が良かったのかわかりませんが、結果、多くの方に読んでもらうことができて嬉しいです。
ーー「続きが読みたい」との声が多く上がっていますが、続編の公開をする予定はありますか?ある場合、もうストーリーは決まっていたりしますか?
続編を描くとしたらこういう展開を描くかなと想像はしていますが、青春ものや恋愛ものを描くことが今までそれほど無かったので、なんというか小っ恥ずかしさがあって描き進めるのを躊躇しています…。
と言いつつ描いてしまうとは思いますが…求められれば…。
ーーこの『不器用な男の子』の他、数々の創作漫画を描かれていますが、ストーリーはいつもどうやって考えているんでしょうか?
よく他の作家さんも同じように考えて物語を作っているようなことを聞くので、自分は特別にこれをやっているというものはないのですが、映画を観たり本を読んだり広告を見たり人と会話をしたりするときの中で、自分だったらこの場合はこういう表現をしたいなと思う瞬間があって、それがきっかけでストーリーを思いついたり考えたりすることが多いです。
あとは自分が「こういうシーンを描きたい」と思ったピンポイントの場面を描くために、そのワンシーンへ繋げるためだけにストーリーを考えることもあります。

ーー創作漫画のほか、自画像ネコのシリーズもかわいくて癒されます!自画像ネコが生まれたきっかけなどがあれば教えてください。
自分の感情を表現する練習として自分の体験談を漫画にして描くといいと教わり、エッセイ漫画を描き始めたのがきっかけです。
最初は普通に人間の姿で描いていたのですが、体験談を漫画に…と教えてくださったその人から「描き手としてのエッセイ漫画だとわかるように、自分の造形を動物とか別のものに変えてみないか」と言われて、自分を動物にするなら何がしっくりくるだろうと考えた結果、ネコになりました。
外出のついでに髪を切りに行ったのですが、 ネコの模様と違う髪型になるのを恐れたせいで 切る前とあまり変わらない髪に おさまりました。
ーー8月31日にレーベル「コルクインディーズ」から漫画を出版予定とのことですが、書籍化が決まったとき、どのような気持ちでしたか。
嬉しさと戸惑いがありました。書籍化のお話をいただいたとき、最初は電子書籍だけの出版だと思っていて、それだけならあまり戸惑わなかったのですが、紙の本にもしたいと言っていただけて、とても嬉しかった反面、私の漫画が紙の本になるにはもう少し世間で読まれるようになってからのことだと思っていたので戸惑いました。紙の本は利益を出すためというより現時点で私のファンだと言ってくださっている方々に届ける目的で少数作ると聞いて納得しましたが、それでも有り難いお話です。
電子書籍の予約も開始しております〜。 発売開始は紙の書籍と同じく8月31日。 紙にも電子にも「あとがきマンガ」が付いてます。 【遠距離こうかんノート】 【春は秋のカゲロウ】 【願いの境】 …の誕生裏話です。 紙より電子派の人はこちらで。 「つきのもと」 ↓ https://t.co/JF92QZe7UA
ーー「こういった人に読んでほしい」などもあればぜひお聞かせください。
まずは、ずっと応援してくださっている方々に本を手に取っていただけたら一番嬉しいのと、その方々にとって「この人にも読んでほしい」と思った方にも読んでいただけたら嬉しいです。
ーー今後はどのような漫画を描いていきたいですか?
現時点で描き進めているストーリー漫画とエッセイ漫画があるのですが、どちらの漫画も、病気で学校に行くことができなかったころの自分のことを掘り起こして描こうとしているもので、それだけは描き切りたいと思っています。
ただ、そればかり描いていると気持ちが重くなりそうなので、『不器用な男の子』のような明るめの短い漫画も描いてツイッターにアップしていきたいです。
月本さんは他にもたくさんのマンガを投稿しています!気になった方はぜひTwitterをチェックしてみてくださいね〜!
学校の図書室にあった交換ノートから始まる恋の話。 1/12