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運命を逃した“完全無敵バチェラー“は、なぜまた「人生のパートナー」を探す旅に出たのか?

『バチェロレッテ・ジャパン』で注目を浴びた実業家 黄皓(こう こう)さんの参加で話題を集めている『バチェラー・ジャパン』シーズン4。彼はなぜ、再びこの場所に戻ってきたのでしょうか?

ついに配信が開始された、恋愛サバイバル番組の『バチェラー・ジャパン』シーズン4。

17名の男性が1人の独身女性を奪い合う婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』に参加し、人気を集めていた実業家の黄皓(こう こう)さん。今回は「4代目バチェラー」として運命の女性を探す旅に出ます。

あと一歩のところで運命を逃した黄皓さんは、なぜまたこの場所に戻ってきたのでしょうか?『バチェロレッテ・ジャパン』を終えた後の恋愛や、「バチェラー」としての女性との接し方、現在の心境について話を伺いました。

ーーバチェロレッテ・ジャパン』参加したことでかなり出会いも増えたと思いますし、それでなくても黄さんはモテる人だと思うんですが、今回バチェラー・ジャパン』に参加するメリットって何なのでしょうか。

番組を通してたくさんの人に知ってもらえたし、人前に出る機会も多くなりました。だけど、そのぶん今までよりも色眼鏡で見られることが増えてしまったんです。

「派手な遊びしてるんでしょ」「どうせモテるでしょ」とか。勝手なイメージを付けられて、向こうから来てくれるってことがないんですよ。

逆に、僕から行ったとしても「本気じゃないんじゃないの?」って思われてしまったり。あとは、少し怖い気持ちもあって。


ーー「怖い」とは?

興味がある方と何気なく連絡を取っただけでも、そのやり取りを外に出されたりしたら怖いなあ…とか。

一人の人間として恋愛したい気持ちがある一方で、会社の代表としての顔もあるから、それにふさわしい行動をしなければいけない。そう考えるとグッと攻めたい時でも、躊躇してしまう場面が多くなってしまったんです。

だから何も気にせず、フラットに恋愛することが『バチェロレッテ・ジャパン』以降かなり少なくなりました。

ーーバチェラー・ジャパン』へ参加すると、逆に全てが世の中に発信されますね。


僕自身、プライベートの恋愛で後ろめたいことは一個もないんです。ただ、伝わり方によっては誤解を招いてしまうんじゃないかと怖くて。

『バチェラー・ジャパン』では、自分の行動がカメラに捉えられて、多くの人に見られるわけじゃないですか。僕も女性たちも、全てをさらけ出すから逆に超フェアなんじゃないかなと思うんですよね。

僕は、番組の中でもプライベートでも、やっていること自体は変わらないんですよ。『バチェラー・ジャパン』では全部ありのままに伝わるからこそ、後ろめたさなく、自分の気持ちに正直に動けましたね。

「女性の涙」で人生のパートナーは決めない

ーー「正直さ」で言うと、忖度なくローズを渡す女性を決めている印象がありました。

自分の気持ちが最優先なので、その人と今後を想像できないのに、番組のために残すという考えはありませんでした。

あれだけ個性豊かな女性たちが揃っていたので、正直誰が残ったとしても盛り上がるはずだろうと思っていて。その後のストーリーとか、見え方を気にして忖度することはなかったですね。

ーーその後のローズセレモニーだと、松木さんや嘉瀬さんなど、黄皓さんとお話している時に涙を流してしまった方が落ちている印象があって。泣いちゃうとダメなんでしょうか。

そんなことは全然ありません。ただ、同情でローズを渡さないとは決めていて。

泣いちゃうとかわいそうだし、守りたくなるじゃないですか。でも、好きという感情とは別物で。僕は人の涙で人生のパートナーを決めたくなかったんです。

泣かせてしまって申し訳ないし、苦しい気持ちは当然あります。ただ、お互いにとって人生を懸けるほどの大事な旅だと思って過ごしていましたから。「ごめんねローズ」とか「安心してねローズ」とか、誰かの感情に寄り添った「サービスローズ」は一切渡しませんでした。

そういうのって、その瞬間は良くても全く誠実じゃない。自分自身が『バチェロレッテ・ジャパン』に参加したからこそ思うんですが、すごく失礼なんですよね。

たとえ責められたとしても、自分の「誠実さ」を大切に

ーー「選ばれる側」を経験しているから、わかることなんですね。

『バチェロレッテ・ジャパン』の時の僕は結構強気で。福田萌子さん(初代バチェロレッテ)と恋愛するために来ているし、僕のことを好きになってほしいけど、自分が「選ばれる側」だとは思っていませんでした。

「お互いの心が通えば喜んでこの先を一緒に歩みたいけど、そうでなければ違う」と、ずっと言っていたので。

だからこそ『バチェラー・ジャパン』では女性たちに対して同じ感情を持つべきだと思ったんです。僕は「選ぶ側」であり「選ばれる側」でもあると。

なので、旅の中ではお互いがすごくフェアだったと思います。僕自身、めちゃくちゃ恋愛しましたし。

ーー確かに。まだ序盤なのに驚くシーンがたくさんありました。

デートの時に全て出しきらないと、今日がラストかもしれないという怖さは身にしみて分かっていますから。旅の時間って本当に短くて「次回はこういうアピールをしようかな」とか呑気に考えている時間はないんですよ。

もう「この日で決めるぞ」ぐらいの気持ちでいかないと、お互いに次いつ会えるかわからないから。デート中はみんな自分の彼女だと思って接していました。

テレビとかリアリティショーとかだと「こんなことしちゃいけないかな」って普通は思うのかもしれませんが、僕は全く気にしませんでした。

キスしたいと思ったらするし、好きだと思ったら言う。だって、普段の恋愛だったらみんなそうするでしょ?それをただカメラの前でやってるってだけです。

ーーただ『バチェラー・ジャパン』の中だといろいろ問題がありそうです。

もちろんそれは想定しています。「わたしだけだと思っていたのに」って、女性たちを怒らせてしまうのは起こり得ると思っていました。

だけど僕は、自分の正義とか誠実さを裏切ったような行為は一個もしていません。真面目に全員とただ向き合っただけで、それが相手にとっての不誠実だと捉えられることはあるかもしれないですが。

だから、責められたとしても「何も悪いことはしていない」としか言えないんです。お付き合いもしていない状態だし、みんなで奪い合うのを分かっていて参加しているわけですから。

ーー正直のところ「チューしちゃってすみません…」なんて感じているのかと思っていました。

いやいや、誰に何を謝るんですか!

死ぬほど苦しんだからこそ、自分の選択を信じられると思う

ーーでも、実際に関わったり恋愛した女性から悪く思われたりするのって、やっぱりしんどいと思うんです。『バチェラー・ジャパン』の旅ではどのようにメンタルを保っていましたか。

もちろん、極力嫌われたくないなって気持ちはあるんです。参加していただいた全ての女性に対して、本当に感謝しているので。

ただ『バチェラー・ジャパン』の旅に参加した意味を振り返ると、僕は人生のパートナーを見つけに来たし、最後に一緒になれる人は一人しかいないから。

他の人全員とお別れしてでも「この子といたい」って覚悟を持って進むしかないなと、日が経っていくごとに気持ちが強くなっていきました。


フィナーレに近づくにつれて、最後の一人と向き合うために、ある種わがままにどんどん突き進んでいたと思います。

だから旅が終わった今、もしかしたら女性たちには嫌われているかもしれないけど、一人ひとり正直に向き合っていたことは間違いありません。

好いてくれとは思っていないけども、みんなに対して傷つけてやろうとか、よこしまな気持ちは一切なかったことが伝わってほしいなとはどこかで思っていますね。

ローズを渡される側から渡す側になって、こんなに苦しいことだったんだと実感しました。

最後はすっごく悩んだし、死ぬほど辛かったけど、自分がたくさん考えた末に出た結論なんだから、きっとこれは正しかったんだって。

本当に苦しかった時間があるからこそ、今は決めた選択で良かったんだと信じ込めています。


【番組情報】

『バチェラー・ジャパン』シーズン4

Amazon Prime Videoにて独占配信中

話数:全10話

11月25日(木)22時 独占配信中

12月2日(木)22時 第4話-第6話

12月9日(木)22時 第7話-第8話

12月16日(木)22時 第9話-第10話

製作:Amazon

コピーライト:(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited