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800点以上も!?セブンの「ご当地商品」が豊富すぎる!もはやコンビニってレベルじゃないわ…

全国各地のグルメな情報を届ける特集「全国のおいしい!」。今回はセブン‐イレブンのご当地商品についてお話を伺いました。

セブンのサイトでよく新商品をチェックしているんですが、見るたびに思うことがあって…

ご当地商品がすっごい充実してる…!

これは北海道のラインナップなんですが、商品名も「釧路醤油ラーメン」「ピリ辛豚ホルモン 道産ホルモン使用」など、ちゃんと地元で採れた食材を使っているのがわかります。

コンビニって、どこに行ってもラインナップが同じなイメージがあったから、こんなに「ご当地感」があるのは驚き…!

全国各地に店を構えるセブン‐イレブンが、地域ごとにラインナップを変えられるのはどうしてなのでしょうか。商品本部・地区商品統括責任者の森さん、北海道商品開発責任者・佐藤さんにお話を伺いました。


ご当地商品は800点以上。地域によって味付けも変える


ーー全国合わせて、ご当地限定の商品はどれくらいあるんでしょうか?

森さん(以下、森):2021年6月度末のデータで、867アイテムになります。

私が管轄しているところは北海道から九州まで9つの開発部隊がいて、それぞれの地区にいる担当者が商品の開発を進めているんです。

ーーそんなに多いんですね。中でも限定商品のラインナップが豊富なのはどの地域なんでしょうか?

森:北海道や九州、関西などですね。首都圏から離れるほど、商品に地域性が出る傾向にあります。

その地域で採れる食材などを生かしておいしいメニューをつくることを大事にしていて、味付けなども場所ごとに好まれるものに変えているんです。

また、お弁当などにつける調味料も地域ごとで違います。

ソースひとつとっても関西だとウスターソース、中国エリアだとオタフクソースさんが有名ですし。醤油についても、九州では甘めの醤油を使っています。


地域の方々と密に連携。コロナ禍だからこそ実現した商品も

ーーしっかり「地元の味」に合わせているんですね。各地で採れる食材などは、どのように調達しているんでしょうか。

森:全国の生産者の方々、地域の方々と連携して商品の開発をしています。

各地の名品などを生かして商品をつくることで、その地域に貢献できるような取り組みをしています。

また、行政の方とも連携をしていて、商品開発の面でもそうですが、災害の時などに我々ができることは何なのかということもやり取りしています。

例えば、北海道エリアで販売されている「道産ほたて出汁の旨み 冷たい塩ラーメン」は道庁や漁連の方たちと連携して実現した商品です。

佐藤さん(以下、佐藤):コロナ禍で外食産業が落ち込んでしまい、北海道でも生産者の方にとって非常に厳しい状況でした。原材料は豊富に採れるんですが、売り先がなく余ってしまっていたんです。

北海道庁へも出向き、今の原材料の事情などを伺う中で、ホタテのお話がありまして。ホタテはもともと高価なもので、特に外食中心に非常に引き合いが強い食材なんですが、現在は非常に余剰が出ているとのことでした。

何かご協力できることはないかと去年商品を販売したところ、大変好評をいただいたんです。

今年も6月末に第2弾として、北海道で獲れた「帆立」を使用したおにぎりや温かいラーメンを発売しました。現在は道内の一部エリアで「道産ほたて出汁の旨み 冷たい塩ラーメン」を販売しています。

ーー普段から繋がりがあるからこそなんですね。

佐藤:あとは今年7月に発売した「北見産和ハッカのチョコミントオムレット」も、コロナ禍を受けて企画した商品です。

🌿北見産和ハッカのチョコミントオムレット🌿 本日よりセブンイレブン様にて当社和種ハッカ油を使用した『北見産和ハッカのチョコミントオムレット』を北見市近郊のセブン-イレブン店舗63店にて期間限定で発売することになりました🌟🌟 お見かけましたら、ぜひご賞味してみてください☺️

Twitter: @kitami_hakka

「北見産和ハッカのチョコミントオムレット」は現在販売を終了しております。

佐藤:ハッカは北海道の北見市の名品なんです。全国でも非常に珍しい特産品で、お菓子含めてお土産需要なんかもすごいニーズが高いんですが、観光客の方が激減した影響で伸び悩んでいるということでした。

北見市の行政の方に協力いただき、発売の際は地元の新聞紙にも取り上げられたりと、こちらも地域との連携があったからこそ実現しましたね。

ーーコンビニと地域性って相反するものだと勝手に思っていたので、ここまで地域に根づいた商品開発をしているのは驚きです。

佐藤:以前から同じような取り組みはやっていたんですが、コロナ禍により地域の方々との結びつきがより強くなったと実感しています。

ただ、いろいろお話をいただいたり、情報収集したりしている中で、今までもたくさん取り組みをしてきたものの、まだまだやれていないことがあるなと気付かされました。

例えばフルーツを使った取り組みですね。最近だと、道庁にご紹介いただき「苫前産メロン&ミルクプリン」を旭川エリア限定にて8月17日に発売しました。

加えて、水産物もそうですし、野菜なんかもそうです。特に北海道は魅力的な原材料が本当にまだまだあります。

今後も産地をうたった、生産者応援に繋がる商品はやり続けていく予定ですね。


ーー地域限定商品が全国に拡大した例って今までにあるんでしょうか。

森:あります。最近だとスイーツの「台湾カステラサンド ミルクソース&ホイップ」ですね。

森:もともと名古屋限定の商品だったんですが、非常に売上が良く、最近のアジアンブームともマッチするのではないかと考え、全国販売に切り替えました。

あとは今や定番の「あんかけ焼きそば」もそうです。もともと北海道限定でしたが、味付けを変えたりなど少し練り直したものを全国に拡大しました。

ーーあんかけ焼きそばも!?知らなかっただけで、もともと限定商品だったものってたくさんあるんでしょうね。

森:はい。

本社と各地の商品部にて常に情報のやり取りをしているので、お客様から好評であったり、全国区で召し上がっていただけそうな商品は、地域を拡大して販売しています。


なにより重要なのは「味と品質」。おいしさへのこだわりは絶対にブラさない

ーーお話をお伺いしていると、セブン‐イレブンの商品開発はすごく自由度が高い印象を受けます。リアルタイムの状況をいち早くキャッチして、それを商品に落とし込んでいるような。

森:そうですね。ただ、味と品質については非常に厳しい基準を設けています。地元の名品を使ったものにしても「この原材料を使った商品を出せばいいや」との形では全くやっていません。

「おいしいものを作る」という部分に関しては本社も各地の商品部も同じレベルなんですね。安心安全と高品質についてブラさないのが一番ですし、絶対条件として持っています。

その中で、好まれる味付けなどは各地域によって全く違いますので、商品の開発という部分では、フレキシブルに対応していると思っています。

佐藤:セブン‐イレブンとして、味へのこだわりは本当に大事にしています。その上で、生産者の方々もお客様も、皆さんが喜んでいただける商品であれば、今後も積極的にやり続けていきたいなと思いますね。


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