全米大学体育協会が主催する男子バスケットボール大会「NCAAディビジョン」での一幕が、アメリカのツイッターで話題になっています。
映っているのはユタ州立大学のチアリーダー、アシュリン・ウィムピーさん(20)。対ミズーリ大学の試合中、涙を必死にこらえる姿に注目が集まりました。
「なぜこのチアリーダーは泣いているのか?」
ツイートのリプ欄は、アシュリーさんが泣いている理由を予想する人で大盛り上がり。動画は300万回以上再生されました。
多くの人は、アシュリーさんが泣いている理由を「ユタ州立大学が試合に負けてしまったせいではないか」と結論付けました。
アシュリーさんはBuzzFeedの取材に対し、涙をこらえていた真の理由を「(試合が)最後のチアパフォーマンスだったから」と説明しました。
「もうこのチームで演技することはできないんだと思うと、とても悲しくて…。親友たちと一緒に楽しく演技ができるのはこれで最後なんだ、と。気持ちがいっぱいになってしまったんです」
「投稿に寄せられたコメントを読んでいたのですが、優しい意見ばかりでよかったです。まさか自分がバズってしまうなんて、思ってもいなかったです。しかも、泣いている動画が…」
7年間続けてきたチアリーディングは、アシュリーさんにとって「人生の大部分を占める大切なもの」だそう。
「チアを卒業した今、もしチアをやっていなかったら私の人生はまったく違うものになっていたなと実感しています」
「試合の応援も好きですが、それ以上にチアをやってきたからこそ巡ってきた機会、チアを通して出会った人たちは私の宝物になりました」
看護師になる夢を叶えるため、日々忙しい生活を送るアシュリーさん。将来は教える立場として、チアリーディングに関わることも考えているといいます。
たとえ試合でチアリーディングをすることはできなくても、「常に人を励まし応援できる存在でありたい」と締めくくりました。
この記事は英語から翻訳しました。翻訳:オリファント・ジャズミン