死ぬまでに行きたい。知る人ぞ知る世界の43の町

    日本の街もあるよ。

    ロンドンやニューヨークのような場所は確かに素晴らしい。でも全く知らなかった場所への旅が最高の体験になることだってある。

    あまり知られていなくても、訪れる価値のある最高の目的地は存在する

    人があまり訪れていない場所のみを取り上げるため、私たちはマスターカードのこのトラベル・レポート 使って、以下にあてはまる場所を除外した。世界中で最もよく人が訪れる上位20までの場所、特定の地域の上位10までの場所、もしくはその地域で順位上昇中の上位10までの場所、である。

    これらの中には遠く離れていて交通の便が悪かったり、旅費が多くかかる場所があるかもしれない。でもどの場所も訪れてみる価値はあるはずだ。

    1. サバンナ(米ジョージア州)

    美しい広場を中心に広がるサバンナの街は、すばらしい景色とアメリカ南部の魅力であふれている。歴史地区では、ただぶらぶらと歩いて、建築や買い物、食を楽しみながら、一日を過ごせる。

    2. ウィレムスタット(オランダ自治領キュラソー)

    カリブ海の優雅なスタイルと、オランダ植民地時代の影響の両方があるウィレムスタットは、活気があり、文化的でくつろげる都市だ。また、このリストの他の多くの場所もそうだが、ウィレムスタットはユネスコの世界遺産に登録されている歴史地区である。

    3. ケベック・シティー(カナダ)

    モントリオールの陰で見落とされがちなケベック・シティー。この街は、近隣のフランス・カナダ系の都市と異なり、旧市街と街の中心部を囲む城壁がある。

    4. プロビデンス(米ロードアイランド州)

    アメリカで最も 面積が小さな州・ロードアイランドの州都プロビデンスは、すぐ近くにあるボストンの陰でたいてい見落とされてしまう。しかし、この街はそれ自体、すばらしい目的地であり、活気あるアートシーンと豊かな食文化がある。

    5. サンペドロ・デ・アタカマ(チリ)

    町自体はかなり小さいが、山や火山、間欠泉など、町を取り囲む景色の広大な美しさが、サンペドロ・デ・アタカマの魅力である。

    6. バリローチェ(アルゼンチン)

    パタゴニアのアルゼンチン部分に位置するバリローチェは、冬の間、スキー客で人気だ。しかし、夏でも、バリローチェを取り囲む自然の驚異は、この街をたまらなく魅力的な場所にしている。

    7. フォルタレザ(ブラジル)

    フォルタレザは、250万人以上の住民を有するブラジル最大の都市の1つだが、サンパウロやリオデジャネイロといった場所に比べると、あまり注目されていない。とても美しいビーチと評判の良いナイトライフシーンは一見の価値が十分ある。

    8. ウシュアイア(アルゼンチン)

    多くの人に世界最南端の都市とみなされているウシュアイアは、地球の最果てを探検しようとする人々にとって、すばらしい目的地である。南極大陸への船旅の拠点として利用する人は多いが、この街自体にも見所は多い。

    9. バルパライソ(チリ)

    バルパライソは丘の街。人々はあちこちに点在するケーブルカーが丘の上り下りに使用されている。ユネスコの世界遺産になっているこの街は著名なチリの詩人パブロ・ネルーダが住んだ場所でもあり、彼の家は観光名所になっている。

    10. コロニア・デル・サクラメント(ウルグアイ)

    ブエノスアイレスからラプラタ川を渡ったところにあるコロニアは、コロニアル様式の小さな町だ。歴史地区はユネスコの世界遺産リストに登録されている。

    11. エッサウィラ(モロッコ)

    ここは城壁に囲まれた大西洋沿岸の都市。ユネスコの世界遺産に登録されたメディナと、この地域を吹く強風のおかげでウィンドサーファーにぴったりのビーチがある。

    12. ナイロビ(ケニア)

    ケニアと聞いて、サファリ行きを連想する人は多い。また、ケニアの首都ナイロビには実際、野生動物がいっぱいの公園があるが、一方、この街は活気ある都心であり、観光客が楽しめる国際色豊かで贅沢な場所でもある。

    13. スワコプムント(ナミビア)

    スワコプムントにはとても魅力的な建築など、ドイツ植民地としての過去の名残が今も数多く残る。一方で、ビーチを楽しみたいと考える観光客には隠れ家を提供してもいる。

    14. ザンジバル(タンザニア)

    タンザニアの海岸部に位置する島・ザンジバルは奴隷貿易と密接に結びついた歴史がある。この島の石の建造物と史跡は、過去の歴史と影を思い起こさせる。

    15. シディ・ブ・サイド(チュニジア)

    この海辺の町の漆喰で白く塗られた建物は、ギリシャのサントリーニ島を思い出させるかもしれない。この町は昔から、ミシェル・フーコーやパウル・クレーなど、数多くのアーティストや知識人が滞在したことで有名だ。

    16. ポルトマイリオン(英ウェールズ)

    明るい色の建物と草木の茂った庭が散らばったこの小さな村は、まるでおとぎ話の中からそのまま出てきたかのようだ。

    17. コインブラ(ポルトガル)

    ポルトガルの歴史的な町を訪れたいのなら、かつて中世の時期に首都だったコインブラは外したくない。大学のあるこの都市には学生たちが多く、街に活気を与えている。

    18. ヌーク(デンマーク領グリーンランド)

    人口は2万人に満たないヌークは、グリーンランド最大の都市である。そのため、グリーンランドの他の地域よりも旅行者にとって快適な施設や設備は多いが、独特の色合いも保っている。

    19. ブルッヘ(ベルギー)

    2008年の映画『ヒットマンズ・レクイエム』で、あなたはこの街を知ったかもしれない。暴力的なシーンが、絵のように美しいこの町を背景として撮影されていた。ブルッヘのすばらしい運河と魅力的な建築は、実際に訪れて体験するのが一番だ。

    20. ロングイェールビーン(ノルウェー領スヴァールバル諸島)

    グリーンランドのヌーク同様、ロングイェールビーンは人里離れた北極地方の中心都市で、どこを見ても絶景が広がっている。グリーンランドよりもさらに人里離れた場所にあることが、この街を、遠く離れたところへの冒険を探し求める人にぴったりの場所にしている。

    21. ヘルシンキ(フィンランド)

    ヘルシンキには、目立った観光スポットはない。しかし独自のデザイン、食、アートのあることの街には、トレンドに敏感な雰囲気が全体的に感じられる。

    22. タリン(エストニア)

    タリンは13世紀の建造物があるエストニアの首都で、ここの歴史地区もユネスコの世界遺産に登録されている。

    23. アヌシー(フランス)

    美しい山々や湖のあるアヌシーは、たとえ建物がなくとも美しいだろうが、歴史的な建物が彩りを添えている。

    24. スコピエ(マケドニア)

    スコピエの街の建物は近年かなり立て直しされているが、オスマン帝国やビザンティン帝国の史跡も多く残っている。より安価で新しいデスティネーションを探す観光客にとってはすばらしい街である。

    25. トースハウン(デンマーク自治領フェロー諸島)

    フェロー諸島はデンマークの一部だが、アイスランドとノルウェーの間の海の真ん中にある。首都トースハウンには歴史的魅力があり、地方を探訪しようとする人にとっては出発点の役割も果たす。

    26. ケンメア(アイルランド)

    ケンメアは、昔ながらの愛らしい小さな街。すぐ近くにあるストーン・サークルは観光客に人気の遺跡だ。

    27. メテオラ(ギリシャ)

    岩の上にいくつもの古い修道院が建てられているメテオラは、驚くべき風景が広がる場所である。

    28. リュブリャナ(スロベニア)

    スロベニアの首都リュブリャナは歴史的魅力に満ちている。また、スロベニア・アルプスを探検するのにもぴったりの拠点となっている。

    29. ボラカイ島(フィリピン)

    ボラカイ島のビーチとゆったりしたライフスタイルは、休息とリラクゼーションを求める人たちのひそかな人気スポットだ。

    30. 札幌(日本)

    日本の主な4つの島のうち最も北にある北海道に位置する札幌は、街と同じ名前のビールと毎年行われる「さっぽろ雪まつり」で知られている。

    31. ウランバートル(モンゴル)

    モンゴルというと遊牧民のライフスタイルを連想する人は多い。しかし首都の街ウランバートルは、驚くほど国際色豊かで、寺院や伝統的なレストランなどがたくさんある。

    32. アルマトイ(カザフスタン)

    2000年代に映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』が大当たりしたため、カザフスタンの国全体をジョークと考えている人もいるかもしれない。だが、実際には事実は全く逆である。アルマトイの街は、美術館や公園や市場がある、中央アジアの宝石の1つといえる。

    33. マレ(モルディブ)

    モルディブは、ゆっくりと海に沈みつつある島々の国として知られているが、この国にはニュースの見出し以上のものがある。首都マレは大都市だが、モルディブのより孤立した島々と同じく、彩り豊かな海に囲まれている。また、首都を散策した後に、他の島々にある幾つかのリゾートを楽しむこともできる。

    34. ダルフージー(インド)

    この場所は自然愛好家向けだ。なぜなら、ダルフージーは丘の上の町で、壮観な景色に驚嘆する以外、やるべきことは多くない。だが、それ以上を求めるなら、教会のような史跡を訪ねることもできる。

    35. スミニャック(インドネシア)

    バリ島のくつろぎを求める人々に最も人気ある町の1つ、スミニャックは素朴な喜びと贅沢な心地よさを与えてくれる。もちろん、世界最高のビーチがいくつかある。

    36. サマルカンド(ウズベキスタン)

    中央アジアは旅行者に見落とされがちだが、サマルカンドには多くの見所がある。美しく保存されたモスクや広場から、ユネスコの世界遺産に登録されている場所にいたるまで、この街は驚くべきものでいっぱいだ。

    37. ムラカ(マレーシア)

    今はユネスコの世界遺産に登録されている歴史地区のあるかつての漁村には、年月を経た魅力と観光客の好奇心をそそるものがたくさんある。

    38. カトマンズ(ネパール)

    カトマンズの街は2015年の地震で多くを破壊されたが、今もこの街には驚くべき建築と歴史的重要性、大都市特有のにぎわいがある。

    39. ペトラ(ヨルダン)

    岩を彫ってつくられた古代都市ペトラは、息を飲むほど美しい中東の宝石である。複雑な建造物がそもそも、どうやってここにつくられたのかを考えると、ほとんど気が遠くなる。

    40. パース(オーストラリア )

    都市の国際色豊かな快適さを全て備えたパースは、オーストラリアの西海岸最大の都市である。また、すぐ近くに有るロットネスト島の自然の驚異は、日帰りで楽しめる。

    41. クイーンズタウン(ニュージーランド )

    ワカティプ湖全域の眺めは驚くほど美しい。クイーンズタウンは、冒険を求める人々の目的地であることを誇りとしている。

    42. ブルーム(オーストラリア)

    オーストラリアの北西海岸に位置するブルームは、温暖な気候とビーチのおかげで、最高のリゾート地となっている。この街は真珠貿易の拠点としての歴史で知られ、真珠産業は現在もなお、この地域で盛んだ。

    43. タハア島(フランス領ポリネシア)

    ボラボラ島から遠くない場所にあるタハア島は、とても魅力的なビーチとオーシャンビューを有する、もう1つのフランス領ポリネシアの島である。この島はバニラの輸出で知られ、島のまわりの大農園が美味しい香りを漂わせている。

    全世界があなたが探検しに来るのを待っている、では出発しよう!