17歳のTJ・カヤタンは5月24日、友人とサンフランシスコ近代美術館に行った。
TJは、美術館には失敗作と感じた作品もあったと、BuzzFeed Newsに語った。
「グレーのブランケットの上にぬいぐるみが置かれている作品を観ましたが、何が素晴らしいのかよくわかりませんでした。観ている人が本当に感動しているのか、疑問に思ったんです」
そして、TJはちょっとした実験を思いつく。部屋の床にメガネを置き、人々の反応を見ることにした。
メガネを床に置いてその場を立ち去って数秒後。この「作品」を観ようと、人々が集まってきた。TJは彼の「アート」にうっとりしている人々の写真を撮った。
TJがその写真をツイッターに投稿すると、32,000件以上のリツイートと、36,000件のいいね!がついた。
写真を面白がったり……
現代アートに対するイライラを爆発させる人も。
その後、TJは他のものでも試してみたが、メガネのときほどウケなかった。
TJは、写真がここまで広まるとは思っていなかったと言う。
「アートを冗談だと解釈する人と、精神的な意味を見出す人といます。まあ、アートは頭が柔らかくて創造的な人々の楽しみなんでしょうね」