夏になるとよく見る、この文字列。
「SPF50」とか、「PA+++」とか。高い方がいいってことはわかるけど…。
「SPF」が何をあらわすか、知ってる?
SPFとは「Sun Protection Factor」の略。肌が赤くなる日やけの原因、紫外線B波を防ぐ指標として使われます。
B波は一般的にイメージされる“夏の日焼け”を引き起こす紫外線です。
では、数値が増えるとどのように日焼け防止力が上がるのでしょうか?
花王は、以下のように説明しています。
何もつけていない時に比べてUV-Bが何倍防げるかを示しています。
たとえば、「SPF25」は何もぬらないで紫外線を浴びた時、肌が赤くなり始める量の25倍量まで紫外線を浴びないと赤くならない、という意味をもちます。
持続時間をあらわす数値ではないんですね。
「PA」は、また少しちがう。
「PA」の表記もよく使われます。
PAは「Protection Grade of UVA」の略で、「UVA」という紫外線を防ぐ効果を表します。
ロート製薬は、UVAについてこのように説明しています。
波長が長い分、肌の奥深くまで到達し、様々な影響を及ぼします。
雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日も日当たりの良い家の中でもしっかり紫外線A波(UVA)を防ぐことが必要なのです。
資生堂によれば、シミやしわ等の原因になるのだとか。
+が多いほど、肌の黒化や、弾力を失わせることを防ぎます。PAは現在4段階に区別されていますので、日やけ止めを選ぶときはよく見てみましょう。
使いわけるといいかも。
こんな図もありました。どんな時にどのくらいの強さの日焼け止めを使えばいいのか、わかりやすいですね。
ロート製薬は「室内ではUVAからも守ってくれる日焼け止めがいい」と述べています。
直射日光に当たる時間が少ない場合(明るい室内で過ごす等)でも油断は禁物。
紫外線A波(UVA)もきちんと防いでくれて毎日使用できる、使い心地の良い日やけ止めをお選びください。
屋外で長時間活動する際はどちらの数値も高い方がいいそうですが、負担も大きくなります。