伝説の棋士の名は「ワンハンドレッド・トゥエンティ・スリー」 将棋連盟Webサイトの英訳がカッコいい

    そ、そんな訳し方するなんて。

    伝説の棋士の名前は「ワンハンドレッド・トゥエンティ・スリー」……。

    日本将棋連盟WebサイトのGoogle翻訳を使った自動英訳が「ツッコミどころしかない」と話題を集めています。


    将棋の7大タイトルのうち、名人は”Expert”、竜王は"Dragon King"に。漢字から直訳するとそうなるのか、と納得しかけますが……なんかちょっと、そういうことでいいのかな?

    棋士それぞれの名前もところどころ「どうして?」な表現が見られます。そもそも"Shogi"のサイトなのに"Active chess player"になってる……!

    佐藤天彦名人の”Sato Ten彦”はそもそも微妙に訳しきれてないですし、郷田真隆(ごうだ・まさたか)王将はよく見ると違う読み方になってます。

    「ひふみん」の愛称で親しまれる加藤一二三(かとう・ひふみ)九段に至っては、”Kato, one hundred twenty-three”。

    カトー・ワンハンドレッド・トゥエンティ・スリー。た、確かに「一二三」ですけど……。

    森けい二(もり・けいじ)九段の”Forest Keiji”もアツいです。フォレスト・ケイジ、ハリウッド・スターみたいな響きですね。

    将棋連盟に聞いてみた

    12日のWebサイトリニューアル後から話題になっていますが、BuzzFeed Japanの取材によると、旧サイトから一部ページには翻訳機能はあったとのこと。

    海外で将棋関連のイベントを行う機会などもあるため、国外からアクセスするユーザーに「少しでも手助けになれば」という意図で設置していたという。

    とはいえ、現状を見るとなかなか適切に情報が伝わっているとは言いにくいような。

    「ないよりあった方がいいかな、と」

    「きちんとした英文サイトの設置はもちろん議題には上がりますが、実際にやるとなるとなかなか難しいのが現状です」

    確かに、将棋用語は7大タイトルをはじめ専用的な言葉も多いので、単純な機械翻訳で網羅するのは難しそう。

    ちなみに実際にタイトル名を英語表記する際は、Meijin、Ryu-ohなど、日本語の読みをそのままに紹介することが多いようです。

    英語版のWikipediaでは「Meijin(shogi)」という項目が存在し、("mei"(名) = excellent, artful) ("jin"(人) = person)と説明されています。