「マジョリカ マジョルカ終わったな…」
資生堂のコスメブランド「マジョリカ マジョルカ」の新ビジュアルとキャッチコピー「私にもかかる魔法」に、「こんなのマジョマジョじゃない!」の失望の声が寄せられています。
確かに、これまでの魔法やおとぎ話のような世界観とは、少し印象が異なるような。
Twitterでは多くの嘆きの声が。
「マジョマジョ」が誕生したのは2003年。くすんだゴールドを基調にしたアンティーク風のパッケージや色鮮やかなシャドーやネイルに、当時中学生だった記者も「全部かわいい!」と大興奮したのを覚えています。
とはいえ、中高時代に愛用した世代は今や20〜30代に。時代の変化、ターゲット層のニーズの変化に合わせ、ブランドのコンセプトやイメージは変わっているのかも……。そうだとしてもちょっとさみしい。
「マジョマジョ」は“終わって”しまったんですか?
資生堂広報部は、BuzzFeed Newsの取材にこう答えます。
「ブランドのコアにある『まるで魔法がかかったように』のコンセプトは立ち上げ当初から変わっていません」
例えば、公式サイトで公開している「魔法のピタゴラメーク」は、ひとりの少女が魔法の本と出会うところから始まるファンタジックなムービーです。
変わっているのは、SNSをはじめとするツールの使い方。「お客様とのコミュニケーションの仕方、メッセージの届け方は時代に応じて変化しています」
今回「私にもかかる魔法」のコピーとともにInstagramに掲載した写真は、Instagramを使用しているユーザーに響く、サービスの雰囲気にあったビジュアルとして展開したもの。
「春は新たに手にとってくれるお客様も多く、Instagramを通したメッセージも新たな届け方へのチャレンジ」「ブランド自体の公式キービジュアル、コアのコンセプトイメージという意味ではない」と話しています。
「これまで使ってくださっていたファンの方からも、さまざまなご意見をいただいていることは認識しています。これからも試行錯誤していきたいと思います」