流氷の妖精・クリオネが鮮魚コーナーで買える? 珍商品の裏側を「スーパー玉出」に聞いた

    レシートの項目名はなんと……。

    神秘的でかわいらしい姿から流氷の妖精と呼ばれる「クリオネ」。そんなクリオネがスーパーの鮮魚コーナーで売っている……! と話題を集めています。

    販売するのは大阪を中心に展開する「スーパー玉出」。派手な看板や外観、ユニークな品揃えで知られています。

    観賞用のクリオネは瓶に入って販売されています。ブログ「TiN. 珍スポット旅行社」を運営する金原みわさん(@zou_da_zou)は、1瓶1380円で売られている様子と「レシートの項目が『刺身』だった」とツイートしています。

    皆さま、今年もこの季節がやってまいりました。大阪が誇るスーパー玉出にて、生クリオネの販売開始です。ちなみに、レシートの項目は「刺身」でした。

    クリオネを取り扱う理由は…?「スーパー玉出」(天神橋店)に聞きました。

    担当者によると、クリオネの販売は3年ほど前にスタート。店舗のバイヤーが、通常の商品と同じように仕入れを決めたそうです。流氷の季節の北海道で水揚げしたものを直送。何か別の魚をとる際に一緒に……ではなく、クリオネはクリオネのために漁獲する必要があります。

    販売を始めたころは、物珍しさで手を取る人はいたものの、売り上げは「そうでもなかった」。2016年にTwitterで話題になり、テレビにも取り上げられたことで、購入につながったと言います。

    金原さんは2016年にもツイートしていました

    スーパー玉出の個性的な品揃えは皆さんご存知のことかと思いますが、この度「クリオネ」が売られていたことを報告いたします。ちなみに「鮮魚」という分類のようです。

    例年は2月に入ってから入荷しているそうですが、今年は少し早く、1月17日に初入荷。18日朝の時点で残りは1瓶とのことでした。

    今後の入荷は状況により未定。予約も受け付けていません。

    「スーパー玉出」は店舗ごとにバイヤーが異なり、天神橋店以外では取り扱っていない可能性も高いです(「昨年の反響を受けて入荷する店舗もあるかもしれないですが……」とのこと)。ほしい! という方は日々チェックしているほかなさそうですね。

    どうやって育てるの?

    しかし、気になるのは、クリオネの育て方。いったいどうやって飼育したらよいのでしょうか。

    クリオネは海水中のプランクトンを吸収して生きるため、海水の中で飼うのが必須条件。0〜4度の低い水温を保つべく、冷蔵庫で飼うようにすすめているそうです。扉をあけるとそこにクリオネがいる生活……!

    店舗では、海水の入った瓶の状態で販売しています。長生きのためには、こまめな交換が必要とのことでした。

    冷蔵庫にいるクリオネはこんな感じ(かわいい……)